宗派超え その忠義を顕彰 京都守護職 新選組 限定御朱印 授与 京都守護職 新選組巡礼会
幕末の動乱期に京都で活躍した京都守護職・松平容保(=会津藩)や、新選組の忠義を顕彰しようと、会津藩の本陣が置かれた大本山金戒光明寺(=京都市左京区)と、その練兵場となった本山修験宗総本山聖護院門跡(=同左京区)、新選組の結成時に屯所が置かれた律宗大本山壬生寺(=同中京区)は、参拝者に限定御朱印台紙を授与し、話題を集めている。
会津藩や新選組とゆかりがある宗派を超えた同3カ寺による「京都守護職 新選組巡礼会」が9月26日に発足。その記念企画の第一弾として、限定御朱印台紙の授与が企画された。
台紙は、表紙には会津藩の旗印「會」や新選組の隊旗「誠」があしらわれ、新選組のシンボルであるだんだら模様やその厳しい掟が記された局中法度が描かれている。表題は聖護院門跡・宮城泰年住職が揮毫したもの。
企画に携わる金戒光明寺・伊藤英亮師は「好評で遠方からお求めになる方もいます。なかには、金戒光明寺が会津藩や新選組とゆかりがあることを知らない方も多く、知ってもらう機会となれば」と語る。
限定御朱印台紙はA5サイズの三つ折り、3カ寺の御朱印料を含む志納料は1500円(一人一枚限り)。