浄土宗新聞

第127次定期宗議会 平和を希求する声明を議決

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3月1日から4日、浄土宗宗務庁(川中光敎宗務総長・京都市東山区)で、全国47教区から選出された宗議会議員70名で構成される、第127次定期宗議会(村上眞孝議長)が開催された。
今議会では、議員の代表9名による、社会情勢などを踏まえ、宗の今後の方向性などについての一般質問が行われたほか、令和4年度一般会計予算案、令和6年に迎える開宗850年慶讃事業関連予算案など21の議案について議論が交わされ、いずれも可決された。
また、同議会直前の2月24日にロシアが隣国ウクライナへ軍事侵攻、戦火の拡大とともに多くの死傷者や避難民が出ている状況を強く憂慮し、多くの議員から「法然上人の万人救済を根源とする浄土宗としての行動を」との声があがり、同議会として武力行使の即時停止と世界平和を強く望む「世界平和を希求する浄土宗宗議会声明」を決議した。