浄土宗新聞

94名に進叙の辞令 6日増上寺 24日知恩院

川中総長(左)より辞令が手渡される被叙任者

川中総長(左)より辞令が手渡される被叙任者

浄土宗教師(僧侶)の業績に応じて与えられる階級「僧階」のうち、正僧正、僧正に任ぜられた僧侶などに辞令を渡す叙任式が、4月6日に大本山増上寺(東京)、同24日に総本山知恩院(京都)で、それぞれの御忌期間中に執り行われた。
令和3年度は正僧正には21名、僧正には66名が新たに叙任された。その他、布教教化の業績に応じて与えられる「教階」のうち、司教に2名、学問の研鑽と学力を讃えて授与される「学階」のうち、勧学4名、已講1名が授与された。また、正僧正に叙任された僧侶のうち、法衣の最高位である「緋衣(緋色の法衣)」の被着を許可された11名には、辞令と一緒に緋衣被着の許状も下付された。
増上寺並びに知恩院では川中光敎宗務総長から、辞令がそれぞれ手渡され、被叙任者たちは各々身を引き締め、辞令を受け取っていた。