第18回スカウトジャンボリー 信仰深める動画を作成 浄土宗スカウト連合協議会
ボーイスカウト日本連盟が、7月中旬から8月末にかけ、各都道府県において「第18回日本スカウトジャンボリー」を開催した。
日本スカウトジャンボリーとは、国内におけるボーイスカウト最大の規模を誇るキャンプ大会。昭和31年(1956)、長野県軽井沢で第1回が開かれて以来、これまで4年ごとに開催されている。
8月7日には、大田区総合体育館(東京都大田区)を会場として「ジャンボリー大集会」を実施。通常は会場に集合して行っているが、今回は新型コロナウイルスの感染対策のため、同体育館と全国各地のサテライト会場などをオンラインで結ぶ分散型開催となった。
ボーイスカウトでは、スカウト一人ひとりが明確な信仰を持つことを奨励しており、これまでの大会では、会場内にある信仰奨励エリアで、仏教・キリスト教・神道など各教宗派が独自のプログラムを提供していたが、今回はオンラインでの配信となった。
スカウト運動を通じた青少年に対する教化を目的とし、その運動に協力する浄土宗寺院や僧侶などで組織される浄土宗スカウト連合協議会(濱田智海(はまだちかい)理事長)も、「信仰奨励に資するメッセージ」・「浄土宗のおつとめ」・「仏教章取得に向けたメッセージ」の3動画を作成しWebで配信。全動画を視聴し所定のフォームで報告したスカウトに対して記念品を贈呈するという。
濱田理事長は、「コロナ禍の今に合わせた形で良いものができたと思う。地区集会に参加の子どもたちも楽しんでくれた」と語った。