浄土宗新聞

鮮やかに境内を彩る 思い思いの灯明を展示 静岡・龍宝寺

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展示された灯明を見る子どもたち
展示された灯明を見る子どもたち

静岡県御殿場市の龍宝寺(米津実音住職)が7月22日から24日まで、檀信徒や地域住民が思い思いに描いた50丁の灯明を展示し、来寺した人々の目を楽しませた。
これは、コロナ禍においても檀信徒や地域の人々に寺とご縁を結んでいただきたいと考えた同寺副住職の米津亮信師が、お盆の期間に寺にあった古い茶碗にロウソクを入れて参道に並べたのが始まりで、昨年からはコロナ禍前に未就園児親子を対象に本堂を開放し行っていた行事「お寺であそぼう」に参加していた子どもらに声をかけ、A4用紙にそれぞれ描いた絵をラミネートして円柱状に仕立てた灯明を作成した。今年は広く同寺檀信徒や地域住民にも声をかけ、幅広い年代から多種多様な作品が集まった。
亮信副住職は、「さまざまな世代の方がお寺とご縁を持っていただくきっかけになればありがたい。今後は参加者を増やし、お寺で小さな夏祭りができたら」と抱負を語った。