浄土宗新聞

客殿襖絵に釈迦十大弟子 茂本ヒデキチ氏 松山・大林寺に奉納

客殿に奉納された十大弟子の墨絵を眺める茂本氏

客殿に奉納された十大弟子の墨絵を眺める茂本氏

11月14日、愛媛県松山市の大林寺(大嶋浩揮住職)客殿の襖10枚に、墨絵アーティスト・茂本ヒデキチ氏(浄土宗開宗850年慶讃ポスターイラストを制作)が、お釈迦さまの十大弟子を描き奉納した。
これは、茂本氏と高校時代からの友人である大嶋住職が、国内外で活躍する茂本氏の墨絵を故郷に遺したいとの想いから発案。
茂本氏はこれを快諾し、9月に同市で開催された個展で制作した。
墨絵は、縦約180センチ、横約90センチの襖に描かれ、奈良・興福寺の国宝・十大弟子像を参考に、独自のアレンジを加えたものになっている。
大嶋住職は「茂本君らしい、迫力のある墨絵を書いてくれました。地域やお寺の宝として後世に遺していきたい」と話す。

個展の様子。来場者たちは茂本さんの描く十大弟子に足を止め、見入っていた
個展の様子。来場者たちは茂本さんの描く十大弟子に足を止め、見入っていた