ニュース一覧
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南米の地に響く念仏の声 浄土宗南米開教区が70周年記念法要
クリチバ日伯寺落慶法要に先立つ6月6日、ブラジルで活動する浄土宗南米開教区(佐々木良法開教総監)が、令和6年に同教区が70周年を迎えたことを記念し、サンパウロ州サンパウロにある南米浄土宗別院日伯寺で、「浄土宗南米開教70周年記念法要」を営んだ。 同開教区は昭和29年(1954)、浄土宗の特命開教使で後に初代総監となる長谷川良信師がサンパウロで布教活動をしたこ -
絃が奏でる多様な響き 大本山金戒光明寺で弦楽四重奏コンサート
6月1日、(公財)京都コンサートホールが大本山金戒光明寺(京都市左京区)の御影堂で、「弦楽四重奏コンサート“アトリエ王国『旅する王様』”」を開催。子どもからお年寄りまで400名以上が訪れ、演奏を楽しんだ。 これは、同館の開館30周年記念し、京都市内をクラシック音楽で満たすことを目的に市内の10カ所で開催を予定している「Kyoto Music Caravan -
平和を願う式典に浄土宗僧侶が登壇 戦災の記憶と平和への願いを次世代に
名古屋市で5月14日に開催された同市主催「なごや平和祈念式典」で、空襲体験の語り部として様々な式典や平和祈念館などで講演をしている愛知県一宮市の観音寺・中野見夫師が自身の戦争体験を語った。 名古屋市は、太平洋戦争の間に63回もの空襲を受け、約8千人が犠牲になったことから、市街地に大きな被害が及び、名古屋城を焼失した5月14日を「なごや平和の日」とし、同空襲を -
鮮やかな蓮の花を楽しむ 観蓮会 開催
大本山光明寺(神奈川県鎌倉市)が、境内の記主庭園に咲く蓮の花の見ごろに合わせ、7月26、27日に観蓮会を開催する。 26日には記主庭園で「浄土蓮想」と題し、朗読やハーモニカなどを使ったトリオによる演奏会を行う。 また、庭園を眺めながらの抹茶席や香木とお香の香りを楽しむ聞香体験、浄土宗所依の経典の一つ『阿弥陀経』の写経や法話も。拝観料無料、イベントは要事前予 -
令和7年度 助成金交付式・活動報告会 寺院が地域社会で果たす役割
浄土宗ともいき財団(佐藤行雄理事長)が寺院・僧侶の公益性ある活動を支援する助成事業の令和7年度助成金交付式と6年度活動報告会が5月29日、東京都内の会場で行われ、全国からの参加者が学びと交流を深めた。助成は今年度で計延べ470件に達し、宗の社会貢献事業として定着している。 地域社会で福祉や教育、防災などさまざまな分野での寺院の活動を後押しするこの事業は、平成 -
尾張徳川家の菩提寺 本堂と御霊屋が重要文化財指定へ
5月16日、名古屋市東区にある建中寺(村上真瑞住職)の本堂と徳川家御霊屋が、国の重要文化財に指定される見通しとなった。 同寺は尾張徳川家初代藩主・徳川義直をはじめとする歴代藩主の菩提寺として江戸時代初期に建立された浄土宗寺院。今回指定された本堂は、1651年の建立だが、1785年に火災で消失し、2年後に再建されたもの。尾張徳川家の威信を背景に造られた壮大な