ニュース一覧
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人々の縁結ぶ天井龍 前住職が3年をかけ制作 大分・圓龍寺
3月31日、大分県中津市にある圓龍寺(小笠原義宜住職)が、浄土宗開宗850年慶讃法要に併せて、天井龍の彫刻の開眼(新たに造られた仏像・仏画などに魂を請じ入れること)法要を執り行った。 開眼した天井龍の彫刻は、同寺の前住職・小笠原義生師(84)が、令和13年に、同寺が開創400年を迎えるにあたり、その機運を高めるために造ったもの。篤信の近隣住民からタイワンヒノ -
仏教やお寺に興味をもつきっかけに お寺deマルシェ 開催 3月9日 功徳林寺
東京都台東区の功徳林寺(新谷仁海住職)が3月9日、「お寺deマルシェ」を開催、檀信徒のみならず多くの地域住民が訪れ、盛況を収めた。これは、若い人に仏教やお寺に興味を持ってほしいとの想いから、新谷碧乃副住職が企画したもの。昨年10月に開催した1回目が好評だったことから、2回目が企画された。 今回は、同寺に隣接する朝倉彫塑館通りで開催された台東区主催のイベント「 -
信仰の場 取り戻す助けに 全浄青が能登地震の被災寺院でボランティア活動
1月1日に発生し、石川県を中心とし各地に大きな爪痕を遺した令和6年能登半島地震。浄土宗寺院でも本堂や山門、墓石の倒壊などの被害があった。水道などインフラの復旧が進む一方で、被害が大きかった地域では、交通事情などから重機を用いた本格的ながれき撤去が進んでいない。このような状況をうけ、3月26、27日、全国の浄土宗若手僧侶で組織する全国浄土宗青年会(当時・寺井孝 -
阿波介追善法要・記念講演 開催 平泉・中尊寺 浄土宗教誨師会 6月26日
宗教教誨活動を行う浄土宗教師で組織されている浄土宗教誨師会が、6月26日、浄土宗開宗850年を記念して、天台宗大本山中尊寺(岩手県平泉町)で阿波介追善法要と記念講演を開催する。阿波介は平安期の陰陽師。悪事を尽くしていたが、法然上人の教誨を受け改心して念仏信者となり、中尊寺で往生を遂げたと伝わる。当日は、10時30分より、同寺金色堂前の阿波介舎利塚で読経、11 -
400年ぶり 念持仏と再会 増上寺 寄進された徳川家康像を開眼
4月2日、大本山増上寺(小澤憲珠台下=東京都港区)が、このほど奉安された「徳川家康公像」の開眼式を勤めた。この像は、同寺に信仰の篤い伊藤明氏から、「浄土宗開宗850年の慶讃記念に、同寺を菩提寺として手厚く保護した徳川家康の像を寄進したい」との申し出を受けて造立されたもの。正当にあたる本年の慶讃法要、御忌大会にあわせて納められた。 制作したのは、伊藤氏と親交が -
施しの気持ちを持って 施餓鬼会
「施餓鬼会」は「おせがき」とも呼ばれ、とくに5月から8月のお盆前後にかけて多くの浄土宗寺院で営まれます。亡くなった方々を供養するためだけに行うと捉えている方も少なくないと思いますが、本来の目的は、常に飢え苦しむ餓鬼の世界に生まれてしまった存在に飲食を施して供養することで、その功徳をご先祖さまや縁のあった方などに回し向けるという意味をもっています。由来について