最新記事一覧
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松山市民に愛されて七十余年風味豊かなパンに笑みがこぼれる うちだパン
松山市・長建寺檀信徒 夏目漱石『坊ちゃん』の舞台、松山市。その中心部を取り囲むように走る路面電車に乗車すること、10分程の場所に、市民から長く愛されているベーカリー「うちだパン」はある。その歴史は、70年あまり前の終戦時に遡る。先代の店主がロシアに抑留されたとき、パン作りの経験などなかったにもかかわらず、ロシア人が食べるパンを毎日のように作らされたという。そ -
連載 仏教と動物 第16回 蟹にまつわるお話
お釈迦さまの前世における物語『ジャータカ』をはじめ多くの仏教典籍(仏典)には、牛や象などの動物から、鳥や昆虫、さらには空想上のものまで、さまざまな生き物のエピソードが記されています。この連載では『仏教と動物』と題して仏教における動物観や動物に託された教えについて紹介いたします。第16回目は、縁起の良いとされる動物「蟹」を取りあげます。 信仰と結びついた動物 -
自身の鬼を払い福を招く 節分
「鬼は外~福は内~」2月3日の節分には、このような掛け声とともに一年の幸せを願い、豆をまく光景をよく見かけるでしょう。「節分」と聞くと、豆まきをしたり、恵方巻を食べる″行事〟の名前と思う方もいらっしゃると思いますが、本来は季節の分かれ目のことをいい、現代ではとくに2月の立春の前日を節分と呼んでいます。この日には、各地の寺社で追儺式という行事が営まれます。追儺 -
浄土宗宗立宗門学校 全国の舞台で熱戦
東山(京都)・鎮西(熊本)・正智深谷(埼玉)・佛大(京都)が全国大会に 年末年始に行われたスポーツの全国大会に浄土宗の宗立宗門学校が出場。その大舞台で出場各校が躍動した―。 サッカー 東山が初の準優勝 12月28日から1月9日にかけ、関東圏9カ所の会場で行われた「第101回全国高校サッカー選手権大会」に東山高等学校(京都)が出場。3年生の真田蓮司(れんじ)選 -
仏さまへの供養の真心 形にして届ける
おうみ米一升運動 滋賀教区浄土宗青年会 “近畿の米蔵”とも呼ばれる滋賀県内にある浄土宗寺院の青年僧侶で組織する滋賀教区浄土宗青年会(奥山智海(ちかい)会長)は、令和4年11月27日、教区の事務を行う同教区教務所が置かれた常善寺(草津市)で、滋賀県内の檀信徒から寺院に供えられたお米(仏供米)を提供してもらい、生活困窮者らに届ける「おうみ米一升運動」の集積袋詰め -
徳川家康公生誕480年記念 徳川宗家19代当主ら語る座談会 愛知・大樹寺徳川家康公生誕480年記念
徳川家康公生誕480年を記念し、生誕日である12月26日に、愛知県岡崎市鴨田町の大樹寺(中村康雅(こうが)貫主)「将軍御成の間」を会場に、本年1月に徳川宗家(そうけ)第19代当主となった徳川家広(いえひろ)氏(徳川記念財団理事長)、中村貫主のほか、中根康浩岡崎市市長、浅井信太郎同市観光協会会長らによる座談会が開催された。 これは、NHKの大河ドラマ「どうする