最新記事一覧
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コンフィチュールが演出する 五感で楽しむ創作イタリアン 古民家レストラン ナラヤマソウ
奈良県吉野町・法雲寺檀信徒 近鉄吉野線大和上市駅からバスに乗り、山道をグングン進む。バスを降りてすぐ、坂の上に見えるステキな古民家が「ナラヤマソウ」だ。出迎えてくれたのは、オーナーでコンフィチュール作家の東史(あづまふみ)さん。コンフィチュールとは、果物をシロップや香辛料などと一緒に煮詰めて作るいわゆるジャムの一種。「ナラヤマソウ」では、史さんと、奈良市にあ -
令和4年10月
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千年の善行にも勝る お十夜
秋も深まりをみせ、肌寒さを感じることも多くなってきたこの頃、全国各地の浄土宗寺院では、「十夜会(十夜法要)」が営まれます。「十夜」とは「十日十夜」を略したもので、元来は、十日十夜の間、昼夜を問わずお念仏をとなえる法要。現在では、10月から11月にかけて、数日間から1日と日数を短くして勤める寺院が多いようです。この法会は平貞国が、京都・真如堂で営んだのが始まり -
縁を結びつなげる 寺院を地域コミュニティの場に 大阪・超泉寺
大阪府寝屋川市、超泉寺の茂上洋之(もがみようし)住職(45)は、幼児と親を対象にした「サラナ親子ひろば」、高齢者サロン「いずみのひろば」、そして大人から小さい子どもまでを対象とした地域交流サロン「ともいきひろば」など、多彩な交流の場を提供している。(ジャーナリスト・北村敏泰) 9月9日には、午前中に母子が本堂で遊戯や手作り教室に集い、子育てについての話が盛り -
宗祖法然上人の遺跡を護りたい 本尊修復のため 全国行脚 高知・正福寺
高知県四万十市にある正福寺の月城嘉辰(つきしろかしん)住職は、本尊修復のため、今年4月からその資金を募る全国行脚を始めた。法然上人は建永の法難の際、当初は土佐・中村(現在の高知県四万十市)に配流となる予定で、上人を迎えるために正福寺は建立された。しかし、上人の配流地が讃岐(現在の香川県)となり、同地の人々は悲しみ、それを聞いた上人は、自らの七条袈裟と鉦鼓(し -
大本山増上寺第89世法主に 小澤憲珠新法主認証式 8/29総本山・知恩院
6月7日に大本山増上寺(東京都港区)の第89世法主に推戴された小澤憲珠台下(けんじゅだいか)の法主認証式が8月29日、総本山知恩院で厳粛に執り行われた。午後1時半から集会堂で行われた認証式では、浄土宗、知恩院、増上寺の各役職者と小澤台下が住職を務めていた極楽寺(東京都八王子市)関係者ら約30人が参列、浄土門主・伊藤唯眞猊下(ゆいしんげいか)から小澤台下に法主