最新記事一覧
-
お寺で心静かなひと時を 「夜の写経会」を開催 大本山清浄華院
京都市上京区にある大本山清浄華院(飯田実雄(いいだじつゆう)台下)では、5月から月に一回「夜の写経会」を実施し、話題を集めている。同院は多くの方が参加できる催しを思案する中で、「夜に実施すれば仕事終わりや家事がひと段落した人たちが来やすいのではないか」と、19時からの写経会を企画した。初めての人でも参加しやすいように毎回違うテーマが設けられ、講師は同院法主の -
ユネスコ「世界の記憶」推薦受け 学園祭で仏教イベント開催 大正大学
浄土宗の宗門校で、天台宗・真言宗・時宗などの宗派が共同で運営する大正大学(東京都豊島区)の仏教学科が6月5日、同大学園祭「鴨台祭」(6月4~5日)で、「仏像好きアナウンサー久保沙里菜(くぼさりな)と学ぶ仏教文化遺産」を開催した。これは、大本山増上寺所蔵の「大蔵経」(重文)と天台寺門宗・園城寺が所蔵する「智証大師関係文書(ちしょうだいしかんけいもんじょ)」(国 -
不昧公偲び 愛用茶筌を供養 松江 月照寺
島根県松江市にある月照寺(高梨博昭(たかなしはくしょう)住職)が4月24日、江戸時代の大名で茶人としても知られる松江藩松平家7代藩主・松平治郷(不昧公)を偲ぶとともに、役目を終えた茶筌の供養を営んだ。同市は、 不昧公が茶の湯を奨励したことから茶道文化が深く根付いており、不昧公が好んだ茶菓子や庭園、工芸品などが「不昧公好み」と呼ばれる一つの銘柄となっている。こ -
お寺が縁をつなぐ場に 「お寺でクリエイター作品展」 熊本・來迎院
熊本市西区にある來迎院(小川修海(しゅうかい)住職)で、6月3日から5日、イラストや漫画、点描画など、様々なジャンルの作家が県内外から参加し、作品を展示・販売する「お寺でクリエイター作品展」を開催。約50人が来場し、個性あふれる作品の数々を手に取っていた。同院副住職の小川大心(だいしん)師は「檀信徒以外にも気軽に寺院に来てほしい」との思いから本堂をレンタルス -
浄土宗開宗850年慶讃事業 寺院参拝アプリ 開発
浄土宗(川中光敎(こうきょう)宗務総長)は令和6年の開宗850年に向け、浄土宗寺院を参拝することでポイントが貯まるアプリを導入する。これは開宗慶讃事業の一環として、檀信徒以外の方でも気軽に宗内寺院へお参りできるよう開発。GPS機能で各寺院へ誘導し、境内地の参拝により「参礼寺(まいれいじ)ポイント」が付与され、本堂などに設置したQRを読み込むと、さらにポイント -
連載 仏教と動物 第12回 鳩にまつわるお話
お釈迦さまの前世における物語『ジャータカ』をはじめ多くの仏教典籍(仏典)には、牛や象などの動物から、鳥や昆虫、さらには空想上のものまで、さまざまな生き物のエピソードが記されています。この連載では『仏教と動物』と題して仏教における動物観や動物に託された教えについて紹介いたします。第12回目は、日常で見られる動物「鳩」を取りあげます。 平和の象徴 鳩の種類は多く