浄土宗新聞

燻製の香り漂う 大正ロマン風のおしゃれな酒場 燻製SAKABA 峰家

投稿日時

長野市・無常院檀信徒

左からスモークサーモン(1408円)、スモーク牡蠣のオリーブオイル漬けバケットのせ(1518円)、手羽先・手羽元の盛り合わせ(1078円)
左からスモークサーモン(1408円)、スモーク牡蠣のオリーブオイル漬けバケットのせ(1518円)、手羽先・手羽元の盛り合わせ(1078円)

JR長野駅・善光寺口から、ながの東急百貨店を通り越して歩くこと約3分。細い路地に分け入れば、瀟洒な一軒家にある「燻製SAKABA峰家」へとたどり着く。
小さなドアを開けて階段をトントントンと、香ばしい燻製の香りが漂うとともに、大正ロマン風のおしゃれな異空間が目に飛び込んでくる。
カラフルなステンドグラスに、竹下夢二の絵。流れるのは小粋なジャズ。思わず、「あ、いいところに来たな」と、感じたものであった。
元JRの運転士だったという峰田尚男(みねたひさお)さん(63歳)が、5年前に開業したおしゃれな酒場である。
サラリーマン時代から趣味で燻製を作っては、知人や同僚たちに振る舞っていたという。それが好評だったことから、早期退職して燻製をメインにした酒場を開くことを決意。
退職の4カ月後には開店にこぎつけたというから、決断力と実行力も並々ならぬものがありそうだ。カウンター内に立つダンディな峰田さんと、客席を行き交う優しそうな奥様の正子さん、お二人の人柄の良さも心地良さを倍増させてくれる、そんなお店である。
もちろん、メニューは峰田さんご自慢の燻製料理が中心。手羽先・手羽元の盛り合わせやスモークサーモン、スモーク牡蠣のオリーブオイル漬けバケットのせなど実に多彩。いずれも、味が濃厚で深みがあるのが特徴。もちろん、香りの良さも楽しみの一つだ。ただし、「燻製作りにはとても手間がかかるのです」と語る峰田さん。塩漬けに1週間、塩抜きと、ボイルに1日。冷蔵庫で24時間乾燥させた後、9時間のスモーク。さらに冷蔵庫で24時間置いて味をなじませるというから、優に10日はかかるとか。それだけに、「時間をかけてゆっくりと楽しんでいただきたいですね」と話す。
ノスタルジックな雰囲気の中で、じっくりと味わう琥珀色の逸品。思う存分、堪能したい。
(ライター:藤井勝彦)

店舗情報

店内は和と洋が融合したおしゃれな空間。オーナーの峰田尚男さんと正子さん夫婦が切り盛りしている
店内は和と洋が融合したおしゃれな空間。オーナーの峰田尚男さんと正子さん夫婦が切り盛りしている

〒380-0826 長野県長野市北石堂町1390番地2F
TEL:026−228−7433
■営業時間=17時~23時
■定休日=日曜日、月曜日
■JR「長野駅」より徒歩約3分
■駐車場なし
※価格は税込