浄土宗新聞

徳川家ゆかりの寺院がにぎわう 山形・大督寺 東京・傳通院

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「歴代酒井家追善法要」の様子。当日は県内外から約400名以上が参列した

 令和5年NHK大河ドラマ「どうする家康」の放送が盛り上がるなか、各地の徳川家ゆかりの寺院で盛大な行事が営まれ、地域の話題を集めた。
 10月28日、徳川四天王筆頭として活躍した酒井忠次を祖とする旧庄内藩酒井家の菩提寺・大督寺(山形県鶴岡市・齋藤浩明住職)が、初代藩主の忠勝らを祀る荘内神社と合同で、仏式の「歴代酒井家追善法要」と、神式の「歴代酒井家墓前祭」を組み合わせて営んだ。
 墓所を管理する一般社団法人荘内酒井歴史文化振興会(酒井家第19代・酒井忠順代表理事)が忠次の命日にあわせ企画したもので、墓所の公開は今回が初めての試みだったという。

徳川宗家第19代・徳川家広氏。装束を纏った行列に、多くの観衆が見入った


 また11月3日、傳通院(東京都文京区・麻生諦善貫主)では全国の旧藩当主や藩校関係者が集まるイベント「全国藩校サミット」が同区で開催されたことに併せ、「時代まつりin文京」が行われた。
 同院ゆかりの徳川家をはじめとする大名家当主や、鎧隊による行列、境内では物産展や縁日が開かれ、来場者でにぎわいを見せた。