浄土宗新聞

心安らぐひと時を  遊歩道で自然散策 栃木 圓通寺

完成した遊歩道を歩く大島住職

完成した遊歩道を歩く大島住職

栃木県益子町の圓通寺(大島完之住職)が6月、境内に遊歩道を新たに設けた。
遊歩道の全長は約400メートル。景観に配慮し、自然の土のような色合いのマサファルトという真砂土を使い舗装した。また、勾配がきつい箇所がいくつかあるため、参拝者が歩きやすく危険のないよう、極力階段の段差を緩くし、ほぼ全体にロープ柵を設置した。
以前より、同寺には多くの紅葉があったが、あまり知られていなかった。また、大島住職の人が集まる寺にしたいとの思いもあり、4年前から紅葉のライトアップを始めたところ、口コミやSNS等を通じて年々参拝者が増えた。さらに、境内の林間部にも多くの紅葉があり、そちらも参拝者に楽しんでほしいと、今回の遊歩道設置に踏み切った。時間の許す限り大島住職が参拝者に境内や遊歩道の案内を行っている。
大島住職は「みなさまの笑顔を見ると整備してよかった。四季を問わず誰もがゆったりと心安らぐ時間を過ごしていただけたら」と語った。
現在、秋の紅葉ライトアップに向けて準備が進められている。問い合わせは同寺=0285(72)2724まで。