浄土宗新聞

子どもたちに本の魅力を届ける 西運寺・明和幼稚園が文部科学大臣賞を受賞

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明和幼稚園の「えほんのおへや」。開園日は子どもで賑わうという

 子どもの読書活動への関心と理解を深め、子どもが積極的に読書を行う意欲を高めるため、優れた活動を行う園や学校を国が顕彰する「子供の読書活動優秀実践園文部科学大臣表彰」の授賞式が4月23日、国立オリンピック記念青少年総合センター(東京都渋谷区)で行われた。
 幼稚園部門として27園が選出され、兵庫県尼崎市の西運寺住職・田野島道臣師が園長を務める明和幼稚園も受賞した。同園は受賞園の中でも特に評価が高く、田野島師が受賞園を代表して表彰台へ登壇した。
 同園には「えほんのおへや」があり、週に一度、子どもが「しぜん」「どうぶつ」などのテーマごとに並べられた本の中から、自ら選んだ一冊を家庭へ持ち帰る取り組みを実施。月に一度は保護者や親子で本を選ぶ時間も設けており、生活の中で自然に読書へ親しむ環境づくりが行われている。
 また、園内には3千冊を超える絵本が配置され、下駄箱の上には季節の絵本を見開きで展示し、水槽の側には魚の図鑑や関連する絵本を置くなど、子どもたちが日常の中で本へ興味を持てる工夫が随所に施されており、本が園生活全体に溶け込んでいる点も特徴だ。
 さらに、読み聞かせやおはなし会に加え、音楽を取り入れた「音楽絵本」の活動などを行っているほか、本の選び方を学ぶ職員研修や司書による絵本環境の整備も継続的に行われており、園全体で読書活動を支える体制を築いている。こうした取り組みが高く評価され、今回の受賞へとつながった。

表彰を受ける田野島師