長野から僧侶養成を支援 創立100周年記念し浄土学研究室へ寄付 鴨台会長野県支部浄土宗支会

大正大学(東京都豊島区=神達知純学長)の同窓生で組織する「鴨台会」長野県支部浄土宗支会(東谷健昭会長)が6月11日、同大学浄土学研究室に対して、僧侶養成の助成を目的とした寄付金を寄託した。
これは、同大学が間もなく創立100周年を迎える節目を記念したもので、仏教精神に基づく同大学の教育基盤をさらに強化し、寺院の未来を支える人材を育成していくことを目的としている。
贈呈式の前には、浄土宗勤行室で法要が営まれ、この法要には、同支会の役員らに加え、同大学で「伝道学」を履修している学生たちも参加した。学生たちは今年12月に浄土宗の教師(僧侶)資格を得るための最後の修行である「伝宗伝戒道場」への入行を控えている。
読経の響く中、学生たちは僧侶の大先輩たちの志に直接触れるとともに、将来の僧侶としての責任を再確認する機会となった。
贈呈式では、東谷会長から林田康順副学長へ50万円の目録を手渡した。同会は今後も継続的な支援として来年度以降も、毎年10万円を寄贈する計画で、長野の地から長きにわたって学生たちの歩みを後押ししていく。
東谷会長は「私が大正大学を卒業して40年以上たち、在学中に多くの先生方にご教導いただいたことで、現在僧侶としての活動をさせていただいております。このような形で、後輩たちを支援していく活動が長野からだけではなく、各県の鴨台会に広がっていくことを期待しています」と語ってくれた。
また、林田副学長は「近年は少子化など、なかなか大変な情勢のなかでこのような支援をしていただけてありがたく思います。大正大学から僧侶を目指していく学生を引き続きしっかり育て上げ、今年創立100周年を迎えますが、さらにこれからの100年、また200年に向けて頑張っていきたい」と語った。
寄付金は今後、学生への支援や研究環境のさらなる充実など、幅広く活用していく方針だという。
