人口減少社会における仏教の役割を考える 浄土宗総合学術大会 開催

浄土宗の学術の振興を目的とした研究発表会「浄土宗総合学術大会」(浄土宗主催)が9月10、11日、佛教大学(京都市北区=佐藤和順学長)で開催された。
今年は「現代社会と仏教」を大会テーマに、元総務大臣で大正大学地域構想研究所所長の片山善博氏が「現代社会と仏教―人口減少時代における地域の課題と仏教への期待―」と題して基調講演を行った。
片山氏は、人口減少や高齢化が進む社会では、病気や孤独などへの不安が高まっていると説明。こうした不安を和らげるには、行政の取り組みだけでは限界があるとし、人々の心に寄り添い、地域社会を支える寺院の役割に期待を寄せた。
大会には両日あわせて150名以上が参加。浄土教の教義や歴史、布教、法式など、幅広い分野にわたる研究成果が発表された。また、遺族への布教や浄土宗の平等思想などをテーマとした5つのパネル発表も行われ、参加者はそれぞれに研鑽を深めた。