浄土宗新聞

不安な心に 優しい灯りを 「あんじんの灯」開催 愛知・大法寺

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昨年から世界中で猛威をふるう新型コロナウイルス。日本赤十字社は、この感染症は「病気」「不安」「差別」の三つが負のスパイラルとなって、さらなる感染拡大につながると指摘している。
愛知県愛西市にある大法寺(=長谷雄蓮華住職)と高野山真言宗の3カ寺は、その連鎖を断ち切るために何かできないかと考え、要因の一つである「不安」を取り除こうと、ライトアップした和傘や、蓮の花をイメージした灯りで境内を彩る「あんじんの灯」を企画した。
「安心」とは修行によって得られる安定した心の状態のこと。この灯りが心にゆとりを与え、明るい未来を照らしてほしいという思いが込められているという。
長谷雄住職は「不安を抱えている人と向き合うことは僧侶のつとめ。宗派を超えて、今何ができるかを考えていきたい」と語った。

【開催情報】

10月29日~31日 岩戸弘法弘峰寺(岐阜市)
11月13日~14日 三田洞弘法法華寺(岐阜市)
11月26日~28日 日龍峯寺(岐阜県関市)
12月4日~12日  大法寺(愛知県愛西市)
※時間はいずれも18時から20時まで。拝観無料