浄土宗新聞

宗立校OB 浄土宗へ高性能空気清浄機 寄贈

牧社長(左)と川中総長(右)。川中総長は「徳」と揮毫した書を贈った

牧社長(左)と川中総長(右)。川中総長は「徳」と揮毫した書を贈った

2月16日、IT関連機器メーカーである株式会社バッファローを傘下に持つ株式会社メルコホールディングス(名古屋市中区)が、関連会社が販売する高性能空気清浄機『Airdog(エアドッグ)』1台を、浄土宗宗務庁(京都市東山区)に寄贈した。
同社の代表取締役である牧寛之氏は、浄土宗の宗立学校である東海中学・高等学校出身。同氏は一昨年12月、コロナ禍を踏まえ、後輩たちがより良い環境で学べるよう母校と、同じく宗立学校の東海学園高等学校に、空気清浄機を寄贈。この度、東海学園高校校長・近藤辰巳師の仲介により、多くの浄土宗関係者が訪れる宗務庁にも寄贈することになった。
 同氏が在学中に知恩院参拝で唱和した「一枚起請文」で説かれる「智者のふるまいをせずしてただ一向に念仏すべし」の教えは、分かったふりをせず、一つ一つの活動を大切にする社員を評価する会社運営に活かされているという。
 川中光敎宗務総長は、「コロナ禍での空気清浄機の寄贈は大変ありがたい。一枚起請文を経営に活かされていることも、非常にうれしく思う」と謝意を述べた。