ニュース一覧
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大分米一升運動 始動10年 地域に根ざした運動へ 大分教区浄土宗青年会
大分県内にある浄土宗寺院の青年僧侶で組織する大分教区浄土宗青年会(吉峰孝順会長)は3月25日、大分市の龍泉寺(吉峰信道住職)で、教区内の各寺院に檀信徒から供えられたコメ(「仏供米」)を提供してもらい生活困窮者らに配る「大分米一升運動」の発送作業を行った。会員ら約10人が参加し、協力寺院を回ってコメを集めた後、検品を兼ねて用途別に袋詰めし、フードバンク大分、グ -
浄土宗開宗850年 開宗までの道のり 講談で披露 大本山百萬遍知恩寺
大本山百萬遍知恩寺(福原隆善台下=京都市左京区)が3月14日、同寺の浄土宗開宗850年慶讃事業の一つに位置付ける記念講談「みほとけとともに~万人救済の道」を初披露した。これは令和6年の開宗850年に向け、法然上人を身近に感じてほしいとの思いから企画。同寺の福原台下が、上人の生誕から開宗までをまとめた著書『みほとけとともに』を原作に、同寺と交流があり、昨年度文 -
94名に進叙の辞令 6日増上寺 24日知恩院
浄土宗教師(僧侶)の業績に応じて与えられる階級「僧階」のうち、正僧正、僧正に任ぜられた僧侶などに辞令を渡す叙任式が、4月6日に大本山増上寺(東京)、同24日に総本山知恩院(京都)で、それぞれの御忌期間中に執り行われた。令和3年度は正僧正には21名、僧正には66名が新たに叙任された。その他、布教教化の業績に応じて与えられる「教階」のうち、司教に2名、学問の研鑽 -
徳本行者の石碑にQR付き解説看板 念仏布教の史実を現代に 浄土宗丹波組ダーナの会
兵庫県丹波地域の浄土宗寺院の檀信徒で作る「浄土宗丹波組ダーナの会」(小島喜代輝会長)が、江戸時代後期の高僧・徳本上人(1758‐1818)が丹波地域を訪れたことを伝える兵庫県丹波市青垣町小倉の石碑に解説看板を設置し、上人と丹波地域との関わりを紹介している。徳本上人は、現在の和歌山県日高市に生まれ、昼夜を問わず念仏をとなえて日本全国を行脚したことから、徳本行者 -
被災地を知る機会に 若手僧侶らが追悼法要
福島県内の若手僧侶で組織する福島教区浄土宗青年会(霜村真康会長・いわき市菩提院副住職)が2月21日、富岡町の浄林寺(早川光明住職)で、東日本大震災10周年追悼法要を行った。当初、10年の節目である昨年3月実施予定であったが、コロナ禍で延期していた。浄林寺は浄土宗寺院で福島第一原発に最も近く、周辺には震災の影響が残る。霜村会長は「震災を経験していない若い僧侶が -
七年に一度の盛儀 善光寺 御開帳
「牛に引かれて善光寺参り」で知られる信州善光寺(長野県)。浄土宗大本山善光寺大本願と天台宗大本山善光寺大勧進の二宗派の大本山によって護られています。その御本尊「一光三尊阿弥陀如来」の御身代わり「前立本尊」の御開帳が、4月3日(日)から6月29日(水)まで、さまざまな盛儀が営まれます。『善光寺縁起』によれば、一光三尊阿弥陀如来は、インドから朝鮮半島へ渡り、欽明