最新記事一覧
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大本山善光寺大本願 御法主 鷹司誓玉台下 再任 7期目へ
大本山善光寺大本願(長野市)御法主、鷹司誓玉台下の任期満了に伴い、3月12日に浄土宗宗務庁(京都市東山区)で開催された浄土門主・法主推戴委員会(委員長=川中光敎宗務総長)は、鷹司台下を推戴候補者とすることを全会一致で決定。同日、ご本人より就任承諾を得たため、同委員会は鷹司台下を大本山善光寺大本願御法主として推戴した。任期は令和3年4月9日から4年間。昭和4年
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東日本大震災10年 仙台仏教会が慰霊供養オンライン配信
東日本大震災から10年目となった3月11日、仙台市内にある宗派を超えた仏教寺院90カ寺で組織する一般社団法人仙台仏教会が主催、曹洞宗を設立母体とする東北福祉大学が共催となり、「東日本大震災10年慰霊供養」を同大学法堂で勤め、オンラインでも配信された。これは、仏教界として、被災者に想いを巡らせて祈り追悼し、コロナにより人とのつながりが希薄になりがちな今にあって
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浄運寺(兵庫)本尊内部に仏像を発見 遊女の伝説残る寺院―子どもを宿した阿弥陀仏
兵庫県たつの市室津の浄運寺(大林敬明住職)本尊の内部から1体の仏像が発見された。同像が本尊内に納入された背景には、同寺に伝承が残る法然上人から教化を受けた遊女・友君が関わっているのではないかとされる。その発見の経緯と像にこめられた思いについて、同像を発見した多摩美術大学・青木淳教授と大林住職に話を伺った。 法然上人ゆかりの寺院本尊から胎内仏発見 3月10日、
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亡き人に届ける言葉 「お経」をとなえる
お経はお釈迦さまの声最近では、マンガや映画が大ヒットした『鬼滅の刃』を通じ、浄土宗で大切にする『阿弥陀経』や、「南無阿弥陀仏」のお念仏を目にする機会が増えました。一方、法要で聞くこの「お経」とは一体何だろう、と疑問に感じたことがある方もいらっしゃるはずです。実は、お経とは仏教を開いたお釈迦さまの説いた、苦しみや悩みから脱するための教えを意味します。僧侶はみな
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大本山金戒光明寺 久米慶勝台下 晋山式 厳修
境内のソメイヨシノの蕾も膨らみ、暖かな日差しから春の訪れが感じられる大本山金戒光明寺で3月10日、同寺第75世・久米慶勝台下の晋山式が荘厳かつ盛大に営まれ、山内にお念仏の声が響き渡った。 金戒光明寺(京都市左京区)は、浄土宗の大本山の一つ。法然上人がお念仏の教えを広めるため、比叡山から下りて初めて草庵を結ばれた地に建つ。上人が初めて布教されたことにちなみ、後
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東日本大震災10年 悲しみに節目ない 寄り添い 供養続ける 宮城・大忍寺
東日本大震災で全校児童108人中74人と教職員10人が津波の犠牲になった宮城県石巻市立大川小学校。震災遺構として保存されることとなった校舎で、近くにある大忍寺の福井孝幸住職(54)は「苦難に寄り添うのは僧侶の務め」と、あの時からずっと供養を続ける 震災からちょうど10年となる3月11日、大忍寺では午前11時から犠牲者の合同法要が営まれた。コロナ禍で昨年から人