最新記事一覧
-
心ゆくまで味わう 法然さまの『選択集』 第12回
浄土宗で〝第一の聖典〟と位置づけられる書物『選択本願念仏集』(『選択集』)。「極楽往生を遂げるためには、何より〝南無阿弥陀仏〟とお念仏をとなえること」とする浄土宗の教えを、宗祖法然上人(1133ー1212)が微に入り細に入り説き示された「念仏指南の書」ともいえるものです。大正大学教授・林田康順先生に解説していただきます。 第2章善導和尚正雑二行を立てて、しか -
【浄土宗の読む法話】備えあれば憂い無し
今年の夏は格別の猛暑に加えて、いくつもの台風が発生し、河川の氾濫や堤防の決壊などによる甚大なる被害が多くもたらされました。テレビのニュースでも、台風の予想進路が報道されると、仕事の手を止めてその報道を注視した事でした。亡くなられた方々の冥福を祈ると共に、被災された方々が一刻も早く、もとの生活を取り戻せるよう願っております。 さて、現代はこうした事前の予知報道 -
心ゆくまで味わう 法然さまの『選択集』 第11回
浄土宗で〝第一の聖典〟と位置づけられる書物『選択本願念仏集』(『選択集』)。「極楽往生を遂げるためには、何より〝南無阿弥陀仏〟とお念仏をとなえること」とする浄土宗の教えを、宗祖法然上人(1133ー1212)が微に入り細に入り説き示された「念仏指南の書」ともいえるものです。大正大学教授・林田康順先生に解説していただきます。 第2章善導和尚正雑二行を立てて、しか -
浄土宗開宗850年慶讃 お待ち受け法要開筵 総本山知恩院 10月2~9日
―ただ一心に極楽浄土へ往くことを願い「南無阿弥陀仏」とお念仏をとなえれば、誰もが救われる。 850年前、法然上人はこの教えに確信を持ち、浄土宗を開かれました。しかし、この「誰もが救われる」教えに至る道は決して平坦ではありませんでした。 法然上人が生まれた平安時代末期は、戦乱や飢饉が相次ぎました。上人も幼くして父親を夜襲で失い、その父から、僧侶となって苦しみの -
頼られる寺院を目指して 「ごはんの会」で地域の拠点に頼られる寺院を目指して 7月21日 滋賀・徳源寺
滋賀県甲賀市の徳源寺(西山厚之住職)では、毎月1回の「ごはんの会」など、地域に密着する様々な取り組みを副住職の亮哲師(39)、夫人の綾瀬さん(40)を中心に家族総出で行っている。これは一般的な「子ども食堂」ではなく高齢者も中心になっての全世代横断型の企画。催しの日には過疎の山里に人々の歓声が沸き上がる。 地区は市街地から車で数十分、旧信楽町の山間部で4集落 -
新本堂建立進むクリチバ日伯寺 7月30日地鎮式 厳修
浄土宗が海外開教活動を行う拠点の一つで、南米開教区(ブラジル)のクリチバ日伯寺(パラナ州クリチバ=佐々木良法総監)が、同開教区70周年の記念事業として進めている同寺新本堂建立の地鎮式を7月30日に営んだ。 当日は開教区僧侶、同寺信徒、在クリチバ日本総領事、市議会議員、日本人会会長ら187名が参列。佐々木総監を導師に読経や建設地のお浄めの作法を勤め、同寺信