最新記事一覧
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心ゆくまで味わう 法然さまの『選択集』 第9回
浄土宗で〝第一の聖典〟と位置づけられる書物『選択本願念仏集』(『選択集』)。「極楽往生を遂げるためには、何より〝南無阿弥陀仏〟とお念仏をとなえること」とする浄土宗の教えを、宗祖法然上人(1133ー1212)が微に入り細に入り説き示された「念仏指南の書」ともいえるものです。大正大学教授・林田康順先生に解説していただきます。 第2章善導和尚正雑二行を立てて、しか -
迫力満点の冷たいそば「かき揚げおろし」が大人気 川港茶や 塩屋 橘
新潟県阿賀町・新善光寺檀信徒 江戸時代、会津と越後を結ぶ幹線道路として栄えた会津街道。そのちょうど中間あたりに位置する新潟県阿賀町。町の中心である津川は宿場町として知られ、古くは阿賀野川と新潟湊を結ぶ水運が栄えたところで、毎年催される「狐の嫁入り行列」で有名だ。狐の化粧を施した花嫁花婿を始めとする行列が、町内を練り歩くという奇祭である。その記念館ともいうべ -
【浄土宗の読む法話】み名を呼ぶ思い
私たちは、朝目覚めてから夜眠るまで、さまざまなものの名前を口にします。そこには喜怒哀楽の感情がこめられています。例えば子どもが「お母さん」と言葉にする時、甘えたい気持ちや喜び、時には怖れや怒りが含まれていることでしょう。 では私たちが「南無阿弥陀仏」と阿弥陀様のお名前をお呼びする時、どのような思いで称えているでしょうか。多くの場合、先立った方々のご供養のため -
浄青会員らが青龍寺から念仏行脚で携え 浄土宗開宗850年慶讃事業 法灯リレー スタート
令和5年5月9日、全国の若手僧侶で組織する全国浄土宗青年会(全浄青=寺井孝導理事長)が、新緑が目に鮮やかな比叡山の青龍寺から、法灯を携え総本山知恩院へ念仏行脚し、法灯リレー開白法要が営まれた。 「法灯リレー」とは、法然上人の教えの尊さをあらためて檀信徒に伝えることを目的とした開宗850年慶讃事業の一つ。全浄青会員が、上人がお念仏の教えに確信を得、浄土宗を開 -
古市憲寿氏、小川さやか氏ら、幸せについて語る 第3回法然フォーラム 開催 5/16 電力ホール
浄土宗(川中光敎宗務総長)は5月16日、令和6年(2024)に迎える浄土宗開宗850年の慶讃事業の一つ「浄土宗開宗850年記念 法然フォーラム これからの幸せ」の第3回目を、仙台市の電力ホールで開催、約800人が来場し盛会となった。 これは、開宗850年のキャッチコピー「お念佛からはじまる幸せ」をもとに、紛争・疫病・自然災害が頻発し、世界の平和が揺らぐ中、 -
お寺の奥さまたちがお寺のイロハを学ぶ 第32回 浄土宗寺庭婦人若葉研修会 開催 3月29~30日 大本山金戒光明寺
菩提寺に法事やお墓参りなどで訪れた際、住職と共に、にこやかにほほ笑むお寺の奥さん(寺庭婦人)と挨拶を交わす機会も多いのではないだろうか。しかしお寺の作法や慣例にすぐに順応するのはなかなか難しいもの。お寺の奥さんも修業が必要なのだ。 浄土宗では新しく寺庭婦人になった方に対し「若葉研修会」と称した研修会を開いている。 今年は3月29、30の両日、大本山金戒光明