最新記事一覧
-
【浄土宗の読む法話】み名を呼ぶ思い
私たちは、朝目覚めてから夜眠るまで、さまざまなものの名前を口にします。そこには喜怒哀楽の感情がこめられています。例えば子どもが「お母さん」と言葉にする時、甘えたい気持ちや喜び、時には怖れや怒りが含まれていることでしょう。 では私たちが「南無阿弥陀仏」と阿弥陀様のお名前をお呼びする時、どのような思いで称えているでしょうか。多くの場合、先立った方々のご供養のため -
浄青会員らが青龍寺から念仏行脚で携え 浄土宗開宗850年慶讃事業 法灯リレー スタート
令和5年5月9日、全国の若手僧侶で組織する全国浄土宗青年会(全浄青=寺井孝導理事長)が、新緑が目に鮮やかな比叡山の青龍寺から、法灯を携え総本山知恩院へ念仏行脚し、法灯リレー開白法要が営まれた。 「法灯リレー」とは、法然上人の教えの尊さをあらためて檀信徒に伝えることを目的とした開宗850年慶讃事業の一つ。全浄青会員が、上人がお念仏の教えに確信を得、浄土宗を開 -
古市憲寿氏、小川さやか氏ら、幸せについて語る 第3回法然フォーラム 開催 5/16 電力ホール
浄土宗(川中光敎宗務総長)は5月16日、令和6年(2024)に迎える浄土宗開宗850年の慶讃事業の一つ「浄土宗開宗850年記念 法然フォーラム これからの幸せ」の第3回目を、仙台市の電力ホールで開催、約800人が来場し盛会となった。 これは、開宗850年のキャッチコピー「お念佛からはじまる幸せ」をもとに、紛争・疫病・自然災害が頻発し、世界の平和が揺らぐ中、 -
お寺の奥さまたちがお寺のイロハを学ぶ 第32回 浄土宗寺庭婦人若葉研修会 開催 3月29~30日 大本山金戒光明寺
菩提寺に法事やお墓参りなどで訪れた際、住職と共に、にこやかにほほ笑むお寺の奥さん(寺庭婦人)と挨拶を交わす機会も多いのではないだろうか。しかしお寺の作法や慣例にすぐに順応するのはなかなか難しいもの。お寺の奥さんも修業が必要なのだ。 浄土宗では新しく寺庭婦人になった方に対し「若葉研修会」と称した研修会を開いている。 今年は3月29、30の両日、大本山金戒光明 -
浄土宗や社会の発展に貢献 第47回宗門功労者に平野 仁司師・東海林 良雲師
浄土宗や社会の発展に著しく貢献した僧侶に浄土宗が贈る宗門功労者に、神奈川県座間市の宗仲寺前住職・平野仁司師と宮城県塩竈市の雲上寺前住職・東海林良雲師が選ばれた。 平野師は、浄土宗宗議会議員、大本山光明寺執事長などの役職を勤めるなど、宗の発展に貢献。さらに浄土宗保育協会理事長、浄土宗児童教化連盟理事長を歴任するなど幼児教育にも尽力し、その功績が認められて、仏 -
亡き人に想いを寄せて 自死者追悼法要 6月10日 東京教区教宣師会
自死により「大切な人」を亡くされた遺族などのために、東京教区の若手僧侶らで組織する教宣師会(石井綾月会長)が6月10日、大本山増上寺(東京都港区)安国殿で、自死者追悼法要「俱会一処 ~ともに生き、ともに祈る~」を執り行う。 この法要は、遺族が阿弥陀さまに手を合わせながら大切な亡き人に想いを寄せる「時(ひととき)」を過ごしてほしいとの願いから、「時の記念日」