最新記事一覧
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世界宗教者平和会議(WCRP)日本委員会 新理事長に戸松義晴師
世界宗教者平和会議・日本委員会は9月13日、新理事長に浄土宗心光院(東京都港区)住職の戸松義晴(ぎせい)師を選出した。世界宗教者平和会議(WCRP)とは、1970年に発足した国際NGO。諸宗教間の対話と相互理解から生まれる叡智を結集し、世界平和の確立及び文化の向上に寄与することを目的としている。戸松理事長は「宗教者が一人の人間として多くの人の喜びや悲しみに寄 -
ウクライナ支援とともに 仏教青年会30周年記念式典開催 宮城・大願寺
宮城県仙台市にある大願寺(佐藤良隆(りょうりゅう)住職)の檀信徒で組織される大願寺仏教青年会が10月16日、活動30周年を記念した式典を同寺で開催した。式典に続き東北地方で活躍する落語家六華亭遊花(ろっかていゆうか)師の「試し酒」を披露。また、ウクライナの現状を見て支援に繋げたいと同国出身のバンドゥーラ奏者ナターシャ・グジー氏の演奏会を実施。日本・ウクライナ -
お寺を訪れる機会に 本堂の襖絵など制作 大阪・玉圓寺
大阪府堺市の玉圓寺(山本能忍(やまもとのうにん)住職)が、10月に新調した本堂襖絵と納骨堂壁画を公開し、地域の話題となっている。これは、令和6年に浄土宗が開宗850年を迎えるにあたり、多くの人に寺院に訪れてほしいとの想いで企画したもの。制作は関西国際空港の壁画などを手掛けた壁画絵師木村英輝(きむらひでき)氏に依頼。山本住職は、木村氏の作品を見た時、背景に金銀 -
浄土宗芸術祭美術展 開催
浄土宗芸術家協会(光成輝道(みつなりきどう)理事長)は、11月15日から20日まで京都市美術館別館にて、「第47回浄土宗芸術祭美術展」を開催した。浄土宗の僧侶や檀信徒をはじめとする同協会の会員の日本画、洋画、彫刻・彫塑、写真、工芸、書などの幅広いジャンルの作品が多数出展された。また令和6年に迎える浄土宗開宗850年の慶讃事業の一環として、「令和4年度浄土宗高 -
第39回全国教誨師大会 更生を促すため 研鑽に励む
全国の教誨師の研鑽を目的とした第39回全国教誨師大会(主催:(公財)全国教誨師連盟)が、10月19~20日、仙台市内のホテルを会場に開催された。教誨師とは、刑務所など収容施設の被収容者に、宗教的立場から行動や身の処し方などを教え導く宗教者のこと。仏教・神道・キリスト教など各教宗派が協働し、浄土宗では129名の僧侶が活動に携わる。開会式・記念式典では、浄土宗の -
心ゆくまで味わう 法然さまの『選択集』 第3回
浄土宗で〝第一の聖典〟と位置づけられる書物『選択本願念仏集』(『選択集』)。「極楽往生を遂げるためには、何より〝南無阿弥陀仏〟とお念仏をとなえること」とする浄土宗の教えを、宗祖法然上人(1133ー1212)が微に入り細に入り説き示された「念仏指南の書」ともいえるものです。大正大学教授・林田康順先生に解説していただきます。 前回は、『選択集』の概要についてお伝