最新記事一覧
-
浄土宗芸術祭美術展 高僧名号展も併催
浄土宗芸術家協会(光成輝道(みつなりきどう)理事長)は、京都市美術館別館において、11月15日から20日まで第47回浄土宗芸術祭美術展を開催する。浄土宗僧侶や檀信徒をはじめとする同協会の会員が、日本画、洋画、彫刻・彫塑、写真、工芸、書などの幅広いジャンルの作品を多数出展。昨年に引き続き、浄土門主・法主墨蹟展、宗立宗門校学生美術展や、浄土宗開宗850年慶讃事業 -
連載 仏教と動物 第14回 羚羊にまつわるお話
お釈迦さまの前世における物語『ジャータカ』をはじめ多くの仏教典籍(仏典)には、牛や象などの動物から、鳥や昆虫、さらには空想上のものまで、さまざまな生き物のエピソードが記されています。この連載では『仏教と動物』と題して仏教における動物観や動物に託された教えについて紹介いたします。第14回目は、温厚なイメージを持つ動物「羚羊」を取りあげます。 お釈迦さまの姿 羚 -
日々のおつとめ―浄土宗日常勤行式 第13回 「総回向偈」
功徳を回らし向ける 「総回向偈」 願以此功徳 (がんにしくどく)平等施一切 (びょうどうせいっさい)同発菩提心 (どうほつぼだいしん)往生安楽国 (おうじょうあんらっこく) 意訳このお念仏の功徳を、すべての人々と平等に分かちあい、共に仏道を歩む志をおこして西方極楽浄土に生まれたいと願います。 【資料】毎日のおつとめ 前回の「念仏一会」では、〝阿弥陀さまにすべ -
心ゆくまで味わう 法然さまの『選択集』 第1回
浄土宗で〝第一の聖典〞と位置づけられる書物があります。宗祖法然上人(1133―1212)が著した『選択本願念仏集』(『選択集』)です。「極楽往生を遂げるためには、何より〝南無阿弥陀仏〞とお念仏をとなえること」とする浄土宗の教えを、微に入り細に入り説き示されています。「お念仏、お念仏っていうけど、どうして?」。こんな素朴な疑問にもしっかりと答えてくれる「念仏指 -
日々のおつとめ―浄土宗日常勤行式 第12回 「摂益文・念仏一会」
おつとめの要「摂益文・念仏一会」 光明徧照十方世界念仏衆生摂取不捨 意訳阿弥陀さまの光明は、くまなく全ての世界を照らし、念仏する人々を必ず救いとってくださいます。 念仏一会南無阿弥陀仏南無阿弥陀仏南無阿弥陀仏南無阿弥陀仏・・・・・・南無阿弥陀仏 意訳だんだんと高まってきた阿弥陀さまへの想いを胸に、数にとらわれず、一心に繰り返しおとなえしましょう。※念仏一会の -
日々のおつとめ―浄土宗日常勤行式 第11回 「一枚起請文」➁
上人最後の教え 「 一枚起請文」 前回に引き続き、法然上人のご遺言ともいえる「一枚起請文」を解説します。今回は後半部分を中心に説明します。 この外に奥ふかき事を存ぜば、二尊のあわれみにはずれ、本願にもれ候うべし。念仏を信ぜん人は、たとい一代の法をよくよく学すとも、一文不知の愚鈍の身になして、尼入道の無智のともがらに同じうして、智者のふるまいをせずしてただ一向