最新記事一覧
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お寺を訪れる機会に 本堂の襖絵など制作 大阪・玉圓寺
大阪府堺市の玉圓寺(山本能忍(やまもとのうにん)住職)が、10月に新調した本堂襖絵と納骨堂壁画を公開し、地域の話題となっている。これは、令和6年に浄土宗が開宗850年を迎えるにあたり、多くの人に寺院に訪れてほしいとの想いで企画したもの。制作は関西国際空港の壁画などを手掛けた壁画絵師木村英輝(きむらひでき)氏に依頼。山本住職は、木村氏の作品を見た時、背景に金銀 -
浄土宗芸術祭美術展 開催
浄土宗芸術家協会(光成輝道(みつなりきどう)理事長)は、11月15日から20日まで京都市美術館別館にて、「第47回浄土宗芸術祭美術展」を開催した。浄土宗の僧侶や檀信徒をはじめとする同協会の会員の日本画、洋画、彫刻・彫塑、写真、工芸、書などの幅広いジャンルの作品が多数出展された。また令和6年に迎える浄土宗開宗850年の慶讃事業の一環として、「令和4年度浄土宗高 -
第39回全国教誨師大会 更生を促すため 研鑽に励む
全国の教誨師の研鑽を目的とした第39回全国教誨師大会(主催:(公財)全国教誨師連盟)が、10月19~20日、仙台市内のホテルを会場に開催された。教誨師とは、刑務所など収容施設の被収容者に、宗教的立場から行動や身の処し方などを教え導く宗教者のこと。仏教・神道・キリスト教など各教宗派が協働し、浄土宗では129名の僧侶が活動に携わる。開会式・記念式典では、浄土宗の -
心ゆくまで味わう 法然さまの『選択集』 第3回
浄土宗で〝第一の聖典〟と位置づけられる書物『選択本願念仏集』(『選択集』)。「極楽往生を遂げるためには、何より〝南無阿弥陀仏〟とお念仏をとなえること」とする浄土宗の教えを、宗祖法然上人(1133ー1212)が微に入り細に入り説き示された「念仏指南の書」ともいえるものです。大正大学教授・林田康順先生に解説していただきます。 前回は、『選択集』の概要についてお伝 -
【浄土宗の読む法話】「運動会」
暑い夏が終われば秋、隣の小学校でも10月に運動会が開催されました。 練習の毎日、朝1限目から練習に明け暮れています。真隣りなので「やかましい」と思うけれども、まぁ運動会までの辛抱・・・。「ダンス」や「集団行動」などはどうなる事やらと他人事でも心配であるがどうにか仕上がった様子。前日は練習もなく入退場門・テント・ライン引き等々準備、さぁ明日は楽しい運動会です。 -
【お坊さんエッセイ】わたしという物語
地元の野菜や加工品が集まる販売所、いわゆる「産直」が好きです。家の近くはもちろん、遠出しても産直市場があると必ず寄ってお買い物をしてしまいます。その土地の旬の野菜や果物を見るだけでも楽しいですし、いろいろ買って家でどんなレシピで食べようかなと考えるのも大好きです。 私にとって産直のもうひとつの楽しみは、生産者のお名前と写真などが載ったポスターです。お名前や表