最新記事一覧
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不昧公偲び 愛用茶筌を供養 松江 月照寺
島根県松江市にある月照寺(高梨博昭(たかなしはくしょう)住職)が4月24日、江戸時代の大名で茶人としても知られる松江藩松平家7代藩主・松平治郷(不昧公)を偲ぶとともに、役目を終えた茶筌の供養を営んだ。同市は、 不昧公が茶の湯を奨励したことから茶道文化が深く根付いており、不昧公が好んだ茶菓子や庭園、工芸品などが「不昧公好み」と呼ばれる一つの銘柄となっている。こ -
お寺が縁をつなぐ場に 「お寺でクリエイター作品展」 熊本・來迎院
熊本市西区にある來迎院(小川修海(しゅうかい)住職)で、6月3日から5日、イラストや漫画、点描画など、様々なジャンルの作家が県内外から参加し、作品を展示・販売する「お寺でクリエイター作品展」を開催。約50人が来場し、個性あふれる作品の数々を手に取っていた。同院副住職の小川大心(だいしん)師は「檀信徒以外にも気軽に寺院に来てほしい」との思いから本堂をレンタルス -
浄土宗開宗850年慶讃事業 寺院参拝アプリ 開発
浄土宗(川中光敎(こうきょう)宗務総長)は令和6年の開宗850年に向け、浄土宗寺院を参拝することでポイントが貯まるアプリを導入する。これは開宗慶讃事業の一環として、檀信徒以外の方でも気軽に宗内寺院へお参りできるよう開発。GPS機能で各寺院へ誘導し、境内地の参拝により「参礼寺(まいれいじ)ポイント」が付与され、本堂などに設置したQRを読み込むと、さらにポイント -
連載 仏教と動物 第12回 鳩にまつわるお話
お釈迦さまの前世における物語『ジャータカ』をはじめ多くの仏教典籍(仏典)には、牛や象などの動物から、鳥や昆虫、さらには空想上のものまで、さまざまな生き物のエピソードが記されています。この連載では『仏教と動物』と題して仏教における動物観や動物に託された教えについて紹介いたします。第12回目は、日常で見られる動物「鳩」を取りあげます。 平和の象徴 鳩の種類は多く -
【心のケア】Webカウンセリング1
コロナ禍でのこころのケアをめぐる「新しい生活様式」 Webカウンセリング1 Q:除け者扱いする人にどう接したらいいか 20人程が入る部屋でミニコミ紙の発送をしていたときです。風邪で体調を崩していたメンバーの男性が、快方に向かったので、マスクをして参加していました。するとリーダーである女性が「感染しないように換気するね」とドアや窓を開け、さらに「2m以上離れる -
【お坊さんエッセイ】無条件の愛
みなさんは、幼い頃に読んでもらった絵本の内容を、どれほど覚えているでしょうか。3歳になる姪にせがまれて絵本を読み聞かせながら、わたしは多くの物語のディティールをすっかり忘れていると気がつかされました。でも、大人になってあらためて丁寧に読むと、当時は理解できなかった物語のせつなさや、こめられた願いが伝わってきて、心を震わせられます。気がつけば、姪よりも夢中にな