最新記事一覧
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地元高校生が描く 仏教の伝来を襖絵で表現 北海道・歸厚院
北海道岩内町の歸厚院(成田賢一住職)が、地元高校生が描いた襖絵を公開、地域で話題を呼んでいる。これは、コロナ禍で自粛生活が長引き、地元の人々が寺を訪れる機会が少なくなる中、せめて来寺した方の気持ちを明るくしようと計画したもの。襖絵の制作にあたり、地域を担っていく若い世代にも寺と関わる機会をもってほしいと、小学5年生の時に同院大仏の絵を寄贈するなど、度々、同院
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そうだ、浄土宗寺院を巡ろう 浄土宗公式アプリ 9月17日リリース
浄土宗(川中光敎(こうきょう)宗務総長)は、全国各地にある浄土宗寺院を参拝することでポイントが貯まる、公式アプリ「そうだ、浄土宗寺院を巡ろう」を、9月17日よりリリースした。これは、浄土宗が令和6年に迎える開宗850年に向けた慶讃事業の一環として、檀信徒以外の方でも気軽に浄土宗寺院へお参りできるように開発したもの。GPS機能で、現在地周辺の浄土宗寺院が地図上
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浄土宗芸術祭美術展 高僧名号展も併催
浄土宗芸術家協会(光成輝道(みつなりきどう)理事長)は、京都市美術館別館において、11月15日から20日まで第47回浄土宗芸術祭美術展を開催する。浄土宗僧侶や檀信徒をはじめとする同協会の会員が、日本画、洋画、彫刻・彫塑、写真、工芸、書などの幅広いジャンルの作品を多数出展。昨年に引き続き、浄土門主・法主墨蹟展、宗立宗門校学生美術展や、浄土宗開宗850年慶讃事業 -
連載 仏教と動物 第14回 羚羊にまつわるお話
お釈迦さまの前世における物語『ジャータカ』をはじめ多くの仏教典籍(仏典)には、牛や象などの動物から、鳥や昆虫、さらには空想上のものまで、さまざまな生き物のエピソードが記されています。この連載では『仏教と動物』と題して仏教における動物観や動物に託された教えについて紹介いたします。第14回目は、温厚なイメージを持つ動物「羚羊」を取りあげます。 お釈迦さまの姿 羚
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日々のおつとめ―浄土宗日常勤行式 第13回 「総回向偈」
功徳を回らし向ける 「総回向偈」 願以此功徳 (がんにしくどく)平等施一切 (びょうどうせいっさい)同発菩提心 (どうほつぼだいしん)往生安楽国 (おうじょうあんらっこく) 意訳このお念仏の功徳を、すべての人々と平等に分かちあい、共に仏道を歩む志をおこして西方極楽浄土に生まれたいと願います。 【資料】毎日のおつとめ 前回の「念仏一会」では、〝阿弥陀さまにすべ
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心ゆくまで味わう 法然さまの『選択集』 第1回
浄土宗で〝第一の聖典〞と位置づけられる書物があります。宗祖法然上人(1133―1212)が著した『選択本願念仏集』(『選択集』)です。「極楽往生を遂げるためには、何より〝南無阿弥陀仏〞とお念仏をとなえること」とする浄土宗の教えを、微に入り細に入り説き示されています。「お念仏、お念仏っていうけど、どうして?」。こんな素朴な疑問にもしっかりと答えてくれる「念仏指