最新記事一覧
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【浄土宗の読む法話】日常生活にお念仏を
仏教と言えば「南無阿弥陀仏」、「南無阿弥陀仏」と言えばお念仏と言われるほど、多くの日本人に馴染みのある言葉です。では南無阿弥陀仏のお念仏は、なぜ称えるの、いつ称えるの、その意味は、と尋ねれば、浄土宗の熱心な信徒さん以外は知らない方が多いのではないかと思います。 浄土宗では元祖法然上人のお念仏を日常生活の仲で、何時でも、どこでも、何回でもお称えすることをお勧め -
日々のおつとめ―浄土宗日常勤行式 第1回
浄土宗には日常勤行式(にちじょうごんぎょうしき)というお経の式次第があります。これは常日頃おつとめする読経のことで、年忌をはじめ多くの法要の基本ともなっています。今回から、この日常勤行式の式次第を追いながら、その意味するところや意義を考えていきましょう。 皆さんは、毎日どのくらいの時間、お仏壇の前に座っていますか?日々の生活の中で、わずかな時間でも仏さまやご
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2022年のお盆はいつ?お墓参りなどお盆の過ごし方も紹介
今年も夏が近づいてきました。お盆の帰省を計画する方も多いのではないでしょうか?ここでは、お墓参りやお仏壇のお掃除、お盆の過ごし方について、浄土宗が用意したコンテンツをご紹介いたします。 2022年のお盆はいつ? 夏の仏教行事である「お盆」、地域によって期間に違いがあるということはご存知でしょうか?全国的には8月13日~16日が一般的ですが、東京や静岡の一部な
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令和4年7月
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念仏の功徳分け隔てなく 施餓鬼会
施餓鬼会は、主に5月から8月にかけ、多くの寺院で勤められる法要です。仏教には、「あらゆる存在は生前の行いによって6種の世界に生まれ変わりを繰り返す(六道輪廻)」という考え方があり、餓鬼の世界はその一つです。そこに生まれた者は、飲食をしようとするたびに、口に運ぼうとする物が炎と化してしまうため、常に飢えと渇きに苦しむとされています。その餓鬼に施しをするのが「施
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清涼な蕎麦の香りを楽しみ150年の歴史に思いを馳せる 虎ノ門 大坂屋 砂場
東京都港区・梅窓院檀信徒 再開発による相次ぐ高層ビルの建設や新駅の開業で、著しく変化を遂げている東京・虎ノ門。そうしたなかで150年間、暖簾を守り続けている蕎麦の老舗「虎ノ門 大坂屋 砂場」を訪れた。砂場といえば「藪」「更科」と並ぶ江戸前の三大蕎麦屋として知られ、その歴史は明治時代に遡る。もともと「砂場」という屋号の起源は、戦国時代に大坂城を建設する際、和泉