最新記事一覧
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想いを寄せる〝時”をともに 自死者追悼法要 東京教区教宣師会
自死により大切な方を亡くした遺族などのために、若手僧侶らで組織する浄土宗東京教区教宣師会(山崎聡志会長)が6月10日、自死者追悼法要「俱会一処~ともに生き、ともに祈る~」を大本山増上寺(東京都港区)安国殿で営んだ。遺族が阿弥陀さまに手を合わせ、静かに亡き人に想いを寄せる「時」を過ごしてほしいと、「時の記念日」にあたる6月10日に同会が毎年行っているもので、今 -
玉眼入り生き生きと 最古の源頼朝像修復完了 山梨・善光寺
山梨県甲府市の善光寺(藤井明雄住職)が所蔵する県指定文化財「木造源頼朝坐像」の修復が完了、同寺宝物館で展示を始めた。この木像は鎌倉時代の造像で、最古の頼朝像として知られる。近年では実像に最も近いといわれ、歴史教科書にも掲載されている。元々は信州善光寺に安置されていたが、武田信玄によって、永禄元年(1558)に甲斐善光寺に移され、今日まで安置されてきた。今回の -
重文で懐石料理 回廊カフェ 福井・西福寺
福井県敦賀市の西福寺では、境内の国重文「四修廊下」で食事を楽しむ「回廊カフェ」を4月16、17日に開催。国の名勝に指定される1400坪の書院をながめながら、食事を楽しめると盛況だ。これは、同寺の国重文「御影堂」の修繕に役立てるとともに西福寺の良さを発信することが目的で、地元有志が企画し、今回で2回目となる。両日あわせて40名ほどが参加し、スダジイの実やサワラ -
聖徳太子が国造りに用いた仏教の教え 三宝
今年で1400回忌にあたる聖徳太子(574-622)。その功績の一つに、政治の中心にいる官人や貴族に道徳規範を示すための「十七条の憲法」の制定があります。仏教を深く信仰していた太子はそのなかで、「篤く三宝を敬え」と、仏教で重要視される「三宝」を大切にするように述べました。今号では、聖徳太子が政治の中心に据えられた「三宝」についてお話しします。 聖徳太子と十七 -
仏教と動物 第1回 牛にまつわるお話
お釈迦さまの前世における物語『ジャータカ』をはじめ多くの仏教典籍(仏典)には、牛や象などの動物から、鳥や昆虫、さらには空想上のものまで、さまざまな生き物のエピソードが記されています。これから数回にわたり『仏教と動物』と題して仏教における動物観や動物に託された教えについて紹介いたします。第1回目の動物は、丑年にちなんで「牛」を取りあげます。 神聖な動物 十二支 -
令和3年6月