お檀家名店街一覧
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これぞ名物! 桑名の蛤を ユニークな「蒸寿司」で堪能する 俵寿司
桑名市・十念寺檀信徒 東海道で、かつて宿場町として栄えた桑名。『七里の渡し』という名の東海道唯一の海路であり、渡船場があったことでも知られている。なかでも桑名城の辺りはかつて『桑陽園』という花街として賑わい、料亭や置屋などが立ち並んでいたそうだ。今でこそ面影を残す建物は少ないが、文豪・泉鏡花が投宿した『船津屋』はまだ健在である。桑名といえば名物の蛤。珍しい蛤 -
松山市民に愛されて七十余年風味豊かなパンに笑みがこぼれる うちだパン
松山市・長建寺檀信徒 夏目漱石『坊ちゃん』の舞台、松山市。その中心部を取り囲むように走る路面電車に乗車すること、10分程の場所に、市民から長く愛されているベーカリー「うちだパン」はある。その歴史は、70年あまり前の終戦時に遡る。先代の店主がロシアに抑留されたとき、パン作りの経験などなかったにもかかわらず、ロシア人が食べるパンを毎日のように作らされたという。そ -
煮込んでじわじわ美味しくなるボリューム満点ちゃんこ鍋 ちゃんこ まる直
福岡市・通津寺檀信徒 「まずは唐揚げでも食べて。それからちゃんこ。ひとりじゃ食べ切らんけん、助っ人呼んどいたから」一人で訪れた私のために、食べる助っ人を呼んでくれたのは、「ちゃんこ まる直」の店主、渡辺直祟(なおたか)さん。ドーンと大盛りの唐揚げが登場。ほとんどの人が注文する人気メニューだ。ひとくちで目が真ん丸になるほど、衣がサクッと軽く、肉の旨味がジュワ~ -
不思議なご縁で受け継がれた 名物「はねだぷりん」 BOOKCafe 羽月
神奈川県川崎市・正受院檀信徒 「もともとうちは本屋だったんです。祖父が『羽田書店』を、その隣で祖母が『羽月(うづき)』という食堂を営んでいました」そう話すのは穴守稲荷駅の目の前にある「ブックカフェ 羽月」の店長、安武祥吾(やすたけしょうご)さん。ショーケースにはプリンが並び、奥に進むと本がズラリ!さっそく、大田区のお土産100選、人気の「はねだぷりん」3種を -
甘くてふわとろもっちり! 嬉野の名物‟温泉湯豆腐” 嬉野温泉大正屋 湯どうふ本舗
佐賀県嬉野町・本應寺檀信徒 「ただの湯豆腐」と思うなかれ。佐賀県嬉野温泉の湯豆腐は驚きの連続だった。「大正屋湯どうふ本舗」の「とろける湯どうふ」を取り寄せて食べてみたときのこと。説明書に従って、同梱の嬉野の温泉水で豆腐を煮る。さすが「日本三大美肌の湯」。とろりと滑らかな泉質だ。豆腐を煮るうちに温泉水が白く濁ってくるが、まだまだ我慢。さらに温泉水が白くなり、豆 -
コンフィチュールが演出する 五感で楽しむ創作イタリアン 古民家レストラン ナラヤマソウ
奈良県吉野町・法雲寺檀信徒 近鉄吉野線大和上市駅からバスに乗り、山道をグングン進む。バスを降りてすぐ、坂の上に見えるステキな古民家が「ナラヤマソウ」だ。出迎えてくれたのは、オーナーでコンフィチュール作家の東史(あづまふみ)さん。コンフィチュールとは、果物をシロップや香辛料などと一緒に煮詰めて作るいわゆるジャムの一種。「ナラヤマソウ」では、史さんと、奈良市にあ