連載・特集一覧
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日々のおつとめ―浄土宗日常勤行式 第6回 「開経偈」
出遇いに感謝し経典を開く 「開経偈」 無上甚深微妙法 (むじょうじんじんみみょうほう)百千万劫難遭遇 (ひゃくせんまんごうなんそうぐう)我今見聞得受持 (がこんけんもんとくじゅじ)願解如来真実義 (がんげにょらいしんじつぎ) 意訳この上なく奥深い仏さまの教えは、途方もないほどの時間を経てもなお出遇うことが難しいといわれます。それなのに私は今、幸いにもその教え -
【お坊さんエッセイ】心と体に風を吹かせて
副住職をしながらお寺ヨガインストラクターをしているのですが、全ての催しが中止になり生活が大きく変化しました。1歳の娘と先が見えない在宅中心の日々の中、不安やストレスで呼吸が浅くなり、これまでにない運動不足を感じました。そしてやたらと、小麦粉と砂糖のお菓子や、芋と油のお菓子を欲し、あっという間に体型が変わってしまいました。また深夜のネットサーフィンで寝つきが悪 -
日々のおつとめ―浄土宗日常勤行式 第5回 「懺悔偈・ 十念」
罪を告白、 悔い改める 「懺悔偈・ 十念」 懺悔偈 我昔所造諸悪業 皆由無始貪瞋痴 (がしゃくしょぞうしょあくごう かいゆむしとんじんち)従身語意之所生 一切我今皆懺悔 (じゅうしんごいししょしょう いっさいがこんかいさんげ) 意訳私が造り続けてきたさまざまな悪業は、すべて、はるか過去からの貪(むさぼり) 、瞋(いかり) 、痴(おろかさ)の煩悩によります。こ -
連載 仏教と動物 第13回 鷲にまつわるお話
お釈迦さまの前世における物語『ジャータカ』をはじめ多くの仏教典籍(仏典)には、牛や象などの動物から、鳥や昆虫、さらには空想上のものまで、さまざまな生き物のエピソードが記されています。この連載では『仏教と動物』と題して仏教における動物観や動物に託された教えについて紹介いたします。第13回目は、精悍なイメージを持つ動物「鷲」を取りあげます。 父母の孝養 鷲は、タ -
日々のおつとめ―浄土宗日常勤行式 第4回 「四奉請・三奉請」
仏さまを迎える「四奉請・三奉請」 四奉請 奉請十方如来 入道場散華楽 (ほうぜいしほうじょらい じとうちょうさんからく)奉請釈迦如来 入道場散華楽 (ほうぜいせきゃじょらい じとうちょうさんからく)奉請弥陀如来 入道場散華楽 (ほうぜいびたじょらい じとうちょうさんからく)奉請観音勢至 諸大菩薩入道場散華楽 (ほうぜいかんにんせいし しょたいほさじとうちょう -
日々のおつとめ―浄土宗日常勤行式 第3回 「三宝礼」
教えを受け止め心から敬う「三宝礼」 一心敬礼 十方法界 常住仏(いっしんきょうらい じっぽうほうかい じょうじゅうぶ)一心敬礼 十方法界 常住法(いっしんきょうらい じっぽうほうかい じょうじゅうほう)一心敬礼 十方法界 常住僧(いっしんきょうらい じっぽうほうかい じょうじゅうそう) 意訳あらゆる世界の仏とその教え、それを信仰する人々を一心に敬って礼拝(ら