連載・特集一覧
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日々のおつとめ―浄土宗日常勤行式 第5回 「懺悔偈・ 十念」
罪を告白、 悔い改める 「懺悔偈・ 十念」 懺悔偈 我昔所造諸悪業 皆由無始貪瞋痴 (がしゃくしょぞうしょあくごう かいゆむしとんじんち)従身語意之所生 一切我今皆懺悔 (じゅうしんごいししょしょう いっさいがこんかいさんげ) 意訳私が造り続けてきたさまざまな悪業は、すべて、はるか過去からの貪(むさぼり) 、瞋(いかり) 、痴(おろかさ)の煩悩によります。こ -
連載 仏教と動物 第13回 鷲にまつわるお話
お釈迦さまの前世における物語『ジャータカ』をはじめ多くの仏教典籍(仏典)には、牛や象などの動物から、鳥や昆虫、さらには空想上のものまで、さまざまな生き物のエピソードが記されています。この連載では『仏教と動物』と題して仏教における動物観や動物に託された教えについて紹介いたします。第13回目は、精悍なイメージを持つ動物「鷲」を取りあげます。 父母の孝養 鷲は、タ -
日々のおつとめ―浄土宗日常勤行式 第4回 「四奉請・三奉請」
仏さまを迎える「四奉請・三奉請」 四奉請 奉請十方如来 入道場散華楽 (ほうぜいしほうじょらい じとうちょうさんからく)奉請釈迦如来 入道場散華楽 (ほうぜいせきゃじょらい じとうちょうさんからく)奉請弥陀如来 入道場散華楽 (ほうぜいびたじょらい じとうちょうさんからく)奉請観音勢至 諸大菩薩入道場散華楽 (ほうぜいかんにんせいし しょたいほさじとうちょう -
日々のおつとめ―浄土宗日常勤行式 第3回 「三宝礼」
教えを受け止め心から敬う「三宝礼」 一心敬礼 十方法界 常住仏(いっしんきょうらい じっぽうほうかい じょうじゅうぶ)一心敬礼 十方法界 常住法(いっしんきょうらい じっぽうほうかい じょうじゅうほう)一心敬礼 十方法界 常住僧(いっしんきょうらい じっぽうほうかい じょうじゅうそう) 意訳あらゆる世界の仏とその教え、それを信仰する人々を一心に敬って礼拝(ら -
日々のおつとめ―浄土宗日常勤行式 第2回「香偈」
身も心も清らかに 「香偈」 願我身浄如香炉 (がんがしんじょうにょこうろう)願我心如智慧火 (がんがしんにょちえか) 念念焚焼戒定香 (ねんねんぼんじょうかいじょうこう)供養十方三世仏 (くようじっぽうさんぜぶ) 意訳願わくは私の身が香炉のように清らかであり、私の心が智慧の火のようでありますように。日々、戒律を守り、心を平静に保つための香を焚き、あらゆる仏さ -
【浄土宗の読む法話】日常生活にお念仏を
仏教と言えば「南無阿弥陀仏」、「南無阿弥陀仏」と言えばお念仏と言われるほど、多くの日本人に馴染みのある言葉です。では南無阿弥陀仏のお念仏は、なぜ称えるの、いつ称えるの、その意味は、と尋ねれば、浄土宗の熱心な信徒さん以外は知らない方が多いのではないかと思います。 浄土宗では元祖法然上人のお念仏を日常生活の仲で、何時でも、どこでも、何回でもお称えすることをお勧め