浄土宗新聞

ビジネスやエンタメ通じ仏教を届ける 大本山金戒光明寺で「仏教フェス」開催 

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左からみほとけさん、川邉氏、池口師、川村師

本紙連載「みほとけさんが巡る浄土宗寺院」でもおなじみの仏像大好き芸人・みほとけさんが7月2日、法然上人がはじめて草庵を営まれた地に建つ大本山金戒光明寺(京都市左京区)で「THE極楽DAY~夏の仏教フェス~」を開催した。

 この企画は、世界中の投資家や起業家が集まる国際会議「IVS2026 KYOTO」のサイドイベントとして開催されたもの。
各地の寺院巡りを通じて仏教の価値を再認識してきたみほとけさんの、「現代社会を生きる人々へ仏教の魅力をより分かりやすく伝えたい」という強い想いから企画された。個人による発信には限界がある中、仏教をベースに活動する多様な表現者を集結させることで、来場者が楽しみながら自然に寺院や教えに触れ合える場の創出を目指したという。
当日は昼の部、仏教×経済のトークショー「推しと祈り」と、夜の部、音楽×笑い×怪談の仏教エンタメフェス「THE極楽NIGHT」の2部制で開催。金戒光明寺の境内は昼夜併せて約350名の参加者で賑わいを見せた。
 通常非公開の大方丈(有形文化財)で行われた昼の部では、現代社会で広がる「推し活(特定の対象を応援する活動)」と、古来続く「祈り」について、みほとけさん、LINEヤフー(株)前会長・川邊健太郎氏、龍岸寺・池口龍法住職、大光寺・河村英昌副住職の4人がそれぞれ意見を持ちより議論を展開。川邊氏は、人が推し活に求める幸福感や一体感は、伝統的な仏教信仰の実践に原型があるのではと述べたうえで、「今後のAI時代、製品の性能などの差はなくなっていく。最後に勝敗を分けるのは、そのサービスが〝推し活化〟しているかどうかではないか」と参加者に語り掛けた。
 続く夜の部は、国登録有形文化財の御影堂(大殿)を舞台に開催された。みほとけさんがMCを務める中、H(法話)―1グランプリ2024優勝の小谷剛璋師(真言宗御室派)や仏教エンターテイメント集団のTHE南無ズなど、5組が出演。出演者は、法話や音楽、漫才といったそれぞれの表現を通じ、参加者へ仏教の教えを多面的に提示した。
 みほとけさんは「法然上人の念仏布教はじまりの場所に、昼夜合わせてこれだけの人が集まってくれたことがうれしい。今後も、お寺や仏教に興味を持ってくれる人が増えるようなイベントを開催していきたい」と語った。

THE南無ズの演奏で参加者は手を挙げて音楽を楽しんだ