ニュース一覧
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浄土宗平和協会 反省と教訓から平和を考える 浄土宗平和誓願の集い ー東北地区大会ー
法然上人のみ教えをもとに『世界平和への貢献』を課題に活動する浄土宗平和協会(廣瀬卓爾理事長)は6月24日、「浄土宗平和誓願の集い―東北地区大会―」を、仙台市若林区の愚鈍院(中村瑞貴住職)で開催した。これは、昨年設立30周年を迎えた同会が、令和6年に迎える浄土宗開宗850年慶讃事業の一環として、全国8カ所で実施するもの。世界平和の実現に向けての意識の高揚を図り -
それぞれの形で供養を お盆
7月または8月の13日から15日(16日)に、日本の各地で行われる「お盆」は、私たちにとってもっとも馴染みのある仏教行事の一つです。その起源は、『盂蘭盆経』というお経に書かれたお釈迦さまの弟子・目連の逸話とされます。 ―あるとき、亡き母親が、飢えと渇きに苦しむ餓鬼の世界に生まれ変わり、全身骨と皮になって痩せ衰え、みるからに哀れな姿となっていることを神通力(仏 -
念仏の功徳分け隔てなく 施餓鬼会
施餓鬼会は、主に5月から8月にかけ、多くの寺院で勤められる法要です。仏教には、「あらゆる存在は生前の行いによって6種の世界に生まれ変わりを繰り返す(六道輪廻)」という考え方があり、餓鬼の世界はその一つです。そこに生まれた者は、飲食をしようとするたびに、口に運ぼうとする物が炎と化してしまうため、常に飢えと渇きに苦しむとされています。その餓鬼に施しをするのが「施 -
東京教区教宣師会・ともいき財団 自死に向き合う僧侶たち 宗内の活動や取り組みをリポート
厚生労働省と警察庁が令和4年3月に発表した「令和3年中における自殺の状況」によると、自殺者数は約2万1千人で、男性・約1万3千人、女性・約7千人となっており、女性は2年連続の増加傾向となっている。今回は、宗内で自死支援に携わる人びとや団体に、活動や取り組みを伺った。 自死者追悼法要 東京教区教宣師会 自死により大切な方を亡くした遺族などのために、若手僧侶らで -
八木季生台下 7月末で退任 新法主に小澤憲珠師 大本山増上寺
大本山増上寺(東京都港区)第88世法主・八木季生(やぎきしょう)台下が7月31日付での辞任の意向を示されたことに伴い、5月23日と6月7日の2回にわたり浄土門主・法主推戴委員会(委員長=川中光敎(こうきょう)宗務総長)が東京宗務庁で開催された。同委員会では、後任として東京都八王子市の極楽寺住職・小澤憲珠(おざわけんじゅ)師を推戴候補者とすることを全会一致で決 -
お寺で心静かなひと時を 「夜の写経会」を開催 大本山清浄華院
京都市上京区にある大本山清浄華院(飯田実雄(いいだじつゆう)台下)では、5月から月に一回「夜の写経会」を実施し、話題を集めている。同院は多くの方が参加できる催しを思案する中で、「夜に実施すれば仕事終わりや家事がひと段落した人たちが来やすいのではないか」と、19時からの写経会を企画した。初めての人でも参加しやすいように毎回違うテーマが設けられ、講師は同院法主の