ニュース一覧
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浄土宗開宗850年記念 法然フォーラム「これからの幸せ」 開催
浄土宗(川中光敎宗務総長)は10月11日に京都劇場(JR京都駅ビル内)、11月14日によみうりホール(JR有楽町駅前)にて、浄土宗開宗850年記念「法然フォーラム これからの幸せ」を開催する。これは令和6年に迎える開宗850年を記念した慶讃事業の一環として、疫病や紛争で世界の平穏が揺らぐなか、「幸せとは何か」を全国で語り合い考えることを目的に企画。全9回を予 -
鮮やかに境内を彩る 思い思いの灯明を展示 静岡・龍宝寺
静岡県御殿場市の龍宝寺(米津実音住職)が7月22日から24日まで、檀信徒や地域住民が思い思いに描いた50丁の灯明を展示し、来寺した人々の目を楽しませた。これは、コロナ禍においても檀信徒や地域の人々に寺とご縁を結んでいただきたいと考えた同寺副住職の米津亮信師が、お盆の期間に寺にあった古い茶碗にロウソクを入れて参道に並べたのが始まりで、昨年からはコロナ禍前に未就
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仏教界最大のタブーに挑む 『仏教の大東亜戦争』発刊
殺生を禁じるのが、本来の教えであるはずの仏教。しかし、日本仏教界は明治維新以降、国と一体になって戦争に積極的に加担していった。植民地政策に乗じ、大陸に進出。従軍僧を派遣するとともに多くの寺院が建立された。太平洋戦争時には軍艦や戦闘機が献納され、戦争を正当化する「戦時教学」といわれる教えもひろめられた。各地の多くの梵鐘が金属供出によって消え、東大寺や興福寺など
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開宗850年ポスター制作 二祖対面をテーマに
浄土宗では、令和6年に迎える「浄土宗開宗850年」の令和4年度版慶讃ポスターを制作した。メインビジュアルは昨年に引き続き、本紙「古典から見る 〝この世〟 〝あの世〟の情景」にイラストを提供する墨絵アーティスト・茂本ヒデキチ氏に依頼。法然上人が進むべき道に確信を得たとされる「二祖対面」をテーマにし、上人が師と仰ぐ中国の高僧・善導大師との夢の中での邂逅をイメージ
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鮮やかな浄土の様相よみがえる 貞享本當麻曼荼羅 修理後初公開
浄土宗と高野山真言宗で護持する當麻寺(奈良県葛城市)所蔵の綴織當麻曼荼羅 (国宝)を模写した、貞享本當麻曼荼羅(重文)の修理が完了したことを記念した特別展「中将姫と當麻曼荼羅」が7月16日から奈良国立博物館(奈良市登大路町)で始まり、同図が修理後はじめて公開された。當麻寺が本尊と仰ぐ、極楽浄土の様相を表した綴織當麻曼荼羅は、天平宝字7年(763)に織られたと
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箏曲発祥の地で 遺徳を偲び 感謝の供養 大本山 善導寺
福岡県久留米市にある大本山善導寺(阿川文正台下)が7月13日、室町期に活躍した近世箏曲の始祖で同寺の僧であった賢順(1534-1623)の400回忌法要を勤めた。箏曲関係者らが参列するなか、役目を終えた箏爪の供養も行われ、法要後、参列者らに見守られながら本尊のもとに奉納された。奈良時代、唐ヶ谷(福岡県添田町)に中国(唐)から伝来した十三弦の箏が、後に同寺に伝