ニュース一覧
-
誰一人取り残さない社会に SDGs実現へ 寺院が動く
「持続可能な開発目標(SDGs)」は国際社会共通の17の課題を解決し、誰一人取り残さない社会を実現するために、国連で採択された。その課題の一つ「飢餓をゼロに」の解決に取り組む寺院を取材した。 栄養満点の食事を 東京・全學寺 東京都足立区の全學寺(=大島俊孝住職)副住職・大島俊映師は、地元の子どもたちへの食事支援「にぎりむすびギフト」を主宰し、栄養のある食事を -
子どもの成長を願う 七五三
木々が鮮やかな赤や黄色に染まりはじめ、秋の気配を色濃く感じる季節となりました。この時期に思い浮かぶ行事に、「七五三」のお祝いがあります。七五三とは、一般的には11月15日に、3歳、5歳、7歳の子どもの無事な発育を喜び、より一層の成長を願って、神社や寺院で行う儀礼です。その由来は、3歳の男女の「髪置」、5歳男児の「袴着」、7歳の女児の「帯解」のお祝いで、江戸時 -
藤本淨彦新法主認証式 本山金戒光明寺にご入山
8月26日に大本山金戒光明寺(=京都市左京区)の第76世法主に推戴された藤本淨彦台下の法主認証式と入山式が10月14日、それぞれ総本山知恩院と大本山金戒光明寺で厳粛に執り行われた。午後1時から知恩院集会堂で行われた認証式では、浄土宗、知恩院、金戒光明寺の各役職者と藤本台下が住職を務めていた西蓮寺(=山口県周防大島町)関係者ら約50人が参列、浄土門主・伊藤唯眞 -
創建400年の歴史に触れる 知恩院三門特別公開 10月29日~11月7日
総本山知恩院(=京都市東山区)が10月29日から11月7日まで、三門(国宝)の楼上内部を特別公開している。これは毎年春・秋の2回、普段非公開の文化財を公開する「京都非公開文化財特別公開」(主催=京都古文化保存協会)の一環で、今年は知恩院を含め京都府下12の寺社などで貴重な文化財が公開される。知恩院の三門は、元和7年(1621)に徳川2代将軍秀忠の命を受けて建 -
宗派超え その忠義を顕彰 京都守護職 新選組 限定御朱印 授与 京都守護職 新選組巡礼会
幕末の動乱期に京都で活躍した京都守護職・松平容保(=会津藩)や、新選組の忠義を顕彰しようと、会津藩の本陣が置かれた大本山金戒光明寺(=京都市左京区)と、その練兵場となった本山修験宗総本山聖護院門跡(=同左京区)、新選組の結成時に屯所が置かれた律宗大本山壬生寺(=同中京区)は、参拝者に限定御朱印台紙を授与し、話題を集めている。会津藩や新選組とゆかりがある宗派を -
やりたいことが見つかるきっかけの場に 農園で悩みを抱える若者支援 静岡・法源寺
静岡県富士市の法源寺(=髙瀨裕功住職)が今春、「法源寺農園部」を設立、引きこもりや不登校の若者を「農園部」の一員として迎え入れ、家の外にでるきっかけや、人との交流の場づくりに取り組んでいる。同県で活動するNPO法人・青少年就労支援ネットワーク静岡の相談窓口「ココ☆カラ」は、さまざまな事情で社会になじめず、生きづらさを抱える若者たちが外出するきっかけや交流の場