ニュース一覧
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自身 振り返り 清々しい心で新年を
木々の葉も落ちはじめ、日に日に寒さが身に染みる季節となりました。新年を迎えるための大掃除や年賀状などの年越しの準備で忙しくしている間に、気が付けば年の瀬です。そんなこの時期に行われる代表的な仏教の行事に「仏名会」「御身拭い式」「除夜会」などがあります。「仏名会」は、私たちがこの一年、知らず知らずの間に犯してしまった罪を仏さまの前で懺悔する法会で、過去・現在・ -
大本山善導寺法主 阿川文正台下 6期目へ
岡県久留米市の大本山善導寺第67世法主阿川文正台下の任期満了に伴い、浄土門主・法主推戴委員会(委員長=川中光敎宗務総長)が10月28日、浄土宗宗務庁(京都市東山区)で開催され、全会一致で阿川台下の6期目の推戴が決まった。任期は12月20日から令和7年12月19日までの4年間。阿川台下は昭和4年、大分県生まれ。浄土宗勧学、大正大学名誉教授。大正大学大学院博士課 -
増上寺蔵 家康公収集の大蔵経(仏教聖典集成) ユネスコ「世界の記憶」日本の推薦候補に決定
大本山増上寺(八木季生法主)と浄土宗(川中光敎宗務総長)は、同寺が保有する「浄土宗大本山増上寺三大蔵」について、ユネスコ(国際連合教育科学文化機関)の「世界の記憶」への登録を共同で申請、11月10日、文部科学省が登録への推薦を発表した。これを受け、11月12日に共同記者会見を開催、登録の趣旨説明を行い、経典の一部を公開した。 ユネスコの「世界の記憶」は、人類 -
ぬりえリーフレット「成道会」配信中
浄土宗では「成道会」を解説したぬりえリーフレットを制作、Webで配信しています。このリーフレットは、子どもたちに「成道会」の意味を知ってもらい、親しんでもらうため、各ご家庭での利用のほか、寺院や保育園、幼稚園などでの使用を目的に作成したものです。フルカラーで「成道会」について解説したものと、成道会をモチーフとしたぬりえの2種類があり、1枚の紙の裏表に印刷をし -
誰一人取り残さない社会に SDGs実現へ 寺院が動く
「持続可能な開発目標(SDGs)」は国際社会共通の17の課題を解決し、誰一人取り残さない社会を実現するために、国連で採択された。その課題の一つ「飢餓をゼロに」の解決に取り組む寺院を取材した。 栄養満点の食事を 東京・全學寺 東京都足立区の全學寺(=大島俊孝住職)副住職・大島俊映師は、地元の子どもたちへの食事支援「にぎりむすびギフト」を主宰し、栄養のある食事を -
子どもの成長を願う 七五三
木々が鮮やかな赤や黄色に染まりはじめ、秋の気配を色濃く感じる季節となりました。この時期に思い浮かぶ行事に、「七五三」のお祝いがあります。七五三とは、一般的には11月15日に、3歳、5歳、7歳の子どもの無事な発育を喜び、より一層の成長を願って、神社や寺院で行う儀礼です。その由来は、3歳の男女の「髪置」、5歳男児の「袴着」、7歳の女児の「帯解」のお祝いで、江戸時