ニュース一覧
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食料品を生活困窮者へ 「弘願院ともいきフードドライブ」 石川・弘願院
石川県金沢市にある弘願院(森岡達圭住職)では、寺院を拠点にSDGs(持続可能な開発目標)に取り組み、人々に食品ロスへの関心を高めてほしいとの思いから、昨年より食料品の寄付を募り、各方面への配布を行っている。浄土宗では、「共生」を「ともいき」と読むことにちなんで、森岡住職はこの活動を「弘願院ともいきフードドライブ」と名付けた。これまで檀信徒を中心に、近隣住民か -
総大本山〝御忌〟円成 コロナ対策行い 厳修
浄土宗宗祖・法然上人の遺徳を偲んで勤められる御忌。4月の陽光のなか、総本山知恩院はじめ、増上寺、金戒光明寺、百万遍知恩寺、清浄華院、善光寺大本願の各大本山では、1日から数日の日程で法要を営み、無事円成した。 御忌は本来、天皇や皇后、高僧の忌日法要に用いられる言葉だったが、大永4年(1524)、後柏原天皇が知恩院へ送った詔書をきっかけに、しだいに法然上人の忌日 -
功績を讃え進叙の111名に辞令 4月6日増上寺・24日知恩院で
浄土宗教師(僧侶)の功績に応じて与えられる階級「僧階」のうち、正僧正、僧正に任ぜられた教師などを浄土宗が表彰し、辞令を渡す叙任式が大本山増上寺(東京)で4月6日、総本山知恩院(京都)で4月24日、それぞれの御忌期間中に執り行われた。令和2年度は正僧正に40名、僧正に70名が叙任され、学問の功績を讃えて与えられる学階のうち、已講に1名が授与された。増上寺ならび -
思い込めた作品 多数展示 第40回青少年奉納書道展
浄土宗宗祖・法然上人のみ教えを通じて子どもたちへの宗教情操活動を展開する浄土宗児童教化連盟(三宅明信理事長)が、第40回全国青少年奉納書道展を開催。入賞作品が大本山善導寺(3月27日~29日)、大本山増上寺(4月5日~7日)、総本山知恩院(4月18日~25日)を会場に、それぞれ展示された。この書道展は園児から高校生までの作品を対象にしたもの。今回は新型コロナ -
第125次定期宗議会 開宗850年22の慶讃事業が決定
3月1日から4日、京都市東山区の浄土宗宗務庁(川中光敎宗務総長)で、各教区選出の70名の宗議会議員により構成される、第125次定期宗議会(村上眞孝議長)が開催され、令和6年(2024)に迎える浄土宗開宗850年の慶讃事業22事業が可決された。 浄土宗では、法然上人が宗を開かれてから令和6年で850年となる節目にあわせ、開宗の意義を改めてみつめ、僧侶のみならず -
国有化進む寺院から歴史的古文書 戦国大名の書状5点発見 島根・金皇寺
島根県大田市の金皇寺で、戦国大名・毛利氏などに関する古文書が発見され、地域の話題を集めている。同寺は昨年に廃寺が決定し、境内や保有する山林を全国で初めて国有化する手続きを進めている。そのなか、同寺の記録や檀家への証文などの古文書約300点の確認調査を10月に同市と島根県の両教育委員会に依頼した。結果、そのなかに戦国大名・毛利輝元が、祖父・元就の後継者であるこ