最新記事一覧
-
【浄土宗の読む法話】お盆~亡き人との再会~
「おぼんとは いままで空にいた人が 空からかえってきます その人は ひさしぶりだから げんきにしてるか といいます なむあみだぶつ なむあみだぶつ」勢哲せいてつ(小1) お盆は、平素ご無沙汰がちの亡き父母やご先祖様を家にお迎えし、お盆の期間中たくさんの食べ物をお供えして親しく語らい、そしてお盆の期間が終わればまたの再会を願い心静かに本国(極楽浄土)へとお送り -
過去の戦争協力を知り平和を考える契機に「戦時資料」報告書 完成
法然上人のみ教えをもとに『世界平和への貢献』を課題に活動する浄土宗平和協会(廣瀬卓爾理事長)が日中戦争や太平洋戦争での教団の戦争協力をまとめた『浄土宗「戦時資料」に関する報告書』を完成させた。 これは、浄土宗総合研究所で平成18年度に始まった「浄土宗近現代史の総合研究プロジェクト」、同25年度に「浄土宗関連資料の整理研究班」が中心となって資料の収集と整理を -
東大寺に響く報恩の念仏 浄土宗開宗850年お待ち受け法要 厳修 6月25日 奈良・興善寺
奈良市にある興善寺(森田康友住職)が6月25日、「浄土宗開宗850年お待ち受け法要」を華厳宗大本山東大寺の指図堂で営んだ。 指図堂は、法然上人とゆかりの深い遺跡寺院で構成される「法然上人二十五霊場」の第十一番。平家の焼打ちにあった東大寺復興にあたり、大仏殿の設計図を納めたことが名前の由来となっている。 この復興の際に中心的な人物であった俊乗坊重源(1121 -
世界の平和を願う 浄土宗平和誓願の集い ー北陸地区大会ー 浄土宗平和協会
浄土宗平和協会(廣瀬卓爾理事長)が6月23日、「浄土宗平和誓願の集い―北陸地区大会―」を、福井県越前市の大寳寺(吉田悦應住職)で開催した。 同協会は、令和6年に迎える浄土宗開宗850年慶讃事業の一環として、世界平和の実現に向けての意識の高揚を図ることを目的とした法要を全国8カ所で実施することにしており、今回が2回目。 当日は、川中光敎宗務総長を導師に、吉田 -
地域の夏の風物詩 「鴨台盆踊り」が盛況に 大正大学
7月7、8日の両日、東京にある浄土宗の宗立大学である大正大学(髙橋秀裕学長)が同大巣鴨キャンパス(豊島区)で「第13回鴨台盆踊り」を開催、2日間で1万人以上が来場し、盛況となった。 「鴨台盆踊り」は、大正8年(1919)開始の「魂祭」がルーツであり、昭和40年代には約1万人が来場することもあった。その後、長らく途絶えていたが、平成23年(2011)、東日本 -
大切な亡き方々を想いを込めて迎える お盆
7月または8月の13日から15日(16日)にかけて、全国的に行われる「お盆」。もともとは7月の行事でしたが、明治時代に新暦が導入されたことを契機として、新暦に合わせた7月、月遅れの8月など、地域によって異なる時期に行われるようになりました。 私たちにとってなじみ深い夏の行事ですが、その由来は『盂蘭盆経』というお経に説かれる次のようなエピソードにあるとされて