最新記事一覧
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心ゆくまで味わう 法然さまの『選択集』 第14回
浄土宗で〝第一の聖典〟と位置づけられる書物『選択本願念仏集』(『選択集』)。「極楽往生を遂げるためには、何より〝南無阿弥陀仏〟とお念仏をとなえること」とする浄土宗の教えを、宗祖法然上人(1133ー1212)が微に入り細に入り説き示された「念仏指南の書」ともいえるものです。大正大学教授・林田康順先生に解説していただきます。 第2章善導和尚正雑二行を立てて、しか -
懐かしい甘みと旨味ヤミツキ玉木の厚焼き玉子 玉木
茨城県五霞町・正徳寺檀信徒 黄色くて、四角くて、口のなかでやさしい甘みのあるだしがジュワッ。「美味しいね」「懐かしいね」「また食べたい」そんな声が自然と飛び交う。「玉木」の「厚焼き玉子」には不思議な魅力がある。「うちの厚焼きは、卵もだしも調味料も普通だよ」と言う社長の木村健さん。そう言い切ってなお、おいしい理由がたくさんある。 だしは毎朝鍋で煮出す。卵は状 -
令和5年12月
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【浄土宗の読む法話】「旅支度を整える」
秋の行楽シーズンを迎えました。旅に出るのは楽しいものですが、遠く見知らぬところへ行くとなると、不安や心配もあります。信頼のできる旅行社に手配を任せて、必要な旅支度を整えれば、あとは安心して楽しい旅の始まりを待つばかりです。 人生の旅路も必ず終わりが訪れ、いつか見ず知らずの不安に満ちた世界へ旅立たねばなりません。今のうちにしっかりと、次に生まれ行く先を定め、そ -
浄土宗開宗850年慶讃法要 総本山、大本山お待ち受け法要 厳修 念仏結縁の気運 より高く 総本山知恩院御影堂 10月2~9日
浄土宗(伊藤唯眞浄土門主・総本山知恩院門跡)は、10月2から9日まで、総本山知恩院(京都市東山区)の御影堂で、浄土宗開宗850年慶讃法要「総本山、大本山お待ち受け法要」を営みました。 これは、令和6年(2024)春、法然上人が浄土宗を開かれて850年を迎えるにあたり、その前年である本年、ご正当への気運を高めるため、法然上人が布教の拠点とされ、入滅された地に -
言語が違えど念仏でつながる Honen World Meeting 850 浄土宗海外開教区・開教地/浄土宗開教振興協会
浄土宗開教振興協会(杉山俊明理事長)は10月10日、浄土宗が開教活動を行っている世界4カ国(アメリカ・ブラジル・オーストラリア・フランス)の海外開教区・開教地訪日団の来日に合わせ、「Honen World Meeting 850」を、総本山知恩院(京都市東山区)の和順会館で開催した。 これは10月9日に、総本山知恩院で営まれた浄土宗開宗850年慶讃法要「総