最新記事一覧
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善光寺前立本尊御開帳 中日庭儀大法要 厳修 4/23 信州善光寺 5/3 甲斐善光寺
7年に一度の信州善光寺と甲斐善光寺の御開帳が営まれている。期間中は、ふだんは見ることの出来ない珍しい法要や儀式なども行われ、「この盛儀にぜひ如来さまと結縁を」と、毎日参拝客が列を連ねている。 長野市の信州善光寺では、4月23日、善光寺大本願・鷹司誓玉(たかつかさせいぎょく)台下を大導師、鷹司誓榮(せいえい)副住職を副導師に、山内寺院や長野教区の僧侶らの参列の -
地域に開かれた寺院目指して お寺を子どもの居場所に 奈良・寳樹寺 三重・西光寺
寺を地域に開くためにまず子どもたちに親しんでもらおう――。そんな意気込みでコロナ禍でも工夫して取り組みを続ける寺院がある。「子ども文庫」を開く奈良県香芝市の寳樹寺と、「さいさい」の三重県玉城町、西光寺だ。(ジャーナリスト 北村敏泰) 五位堂子ども文庫 奈良教区寳樹寺 寳樹寺の中村勝胤(しょういん)住職が子ども文庫を始めて30年近く。毎週水曜の夕方になると、山 -
児童教化の進展・推進に貢献 第46回宗門功労者に 古宇田亮順師
浄土宗や社会の発展に著しく貢献した僧侶に浄土宗が贈る宗門功労者に、東京都墨田区・西光寺前住職の古宇田亮順(こうだりょうじゅん)師が選ばれた。古宇田師は、財団法人浄土宗報恩明照会評議員、浄土宗児童教化連盟副理事長、パネルシアター委員会委員など数々の要職を歴任し、浄土宗の発展に貢献。また、毛羽立った布を貼った舞台に、絵などが描かれた不織布を貼ったり外したりして、 -
寺院を地域の集いの場に 「雲龍寺集いの会」が奨励賞 受賞 第46回正力松太郎賞
毎年、仏教精神に基づいて青少幼年の育成や教化に尽力した団体・個人に贈られる「正力松太郎賞」(全国青少年教化協議会主催)の奨励賞に、「雲龍寺集いの会」(代表=今井俊宏師・栃木県鹿沼市雲龍寺住職)が選ばれた。同会は平成5年から、一泊二日の「夏休み子供信行道場」を実施。毎年30名以上が集い、寺院での体験や遊びを通じて仏教情操を育んでいる。また、入園前の親子が集う「 -
平等院のモデル「法成寺」の遺物か 石造物3点 保存・公開へ 大本山清浄華院
京都市上京区にある大本山清浄華院(飯田実雄(いいだじつゆう)台下)では、藤原道長が創建した法成寺跡(同市同区)から見つかった石仏や建物柱を支える礎石など、石造物3点を安置している。 法成寺は藤原道長が寛仁3年(1019)、邸宅の隣に阿弥陀堂を建立したことが始まりとされ、国宝・平等院のモデルとなった平安時代を代表する巨大寺院。昨年12月、法成寺跡地の工事現場か -
3年ぶりに来迎橋渡る 練供養会式 奈良・當麻寺
4月14日、浄土宗と高野山真言宗で護持する奈良県葛城市の當麻寺が、「聖衆来迎練供養会式」を営み、3年ぶりに架けられた「来迎橋」を菩薩が練り歩いた。この行事は寛弘2年(1005)から続くもので、同寺本尊の「當麻曼陀羅」を一夜で織り上げた中将姫が、生きたまま極楽浄土へ迎えられた様子を再現したもの。極楽浄土を表す同寺本堂・曼陀羅堂と、現世に見立てた娑婆堂の間に12