最新記事一覧
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平等院のモデル「法成寺」の遺物か 石造物3点 保存・公開へ 大本山清浄華院
京都市上京区にある大本山清浄華院(飯田実雄(いいだじつゆう)台下)では、藤原道長が創建した法成寺跡(同市同区)から見つかった石仏や建物柱を支える礎石など、石造物3点を安置している。 法成寺は藤原道長が寛仁3年(1019)、邸宅の隣に阿弥陀堂を建立したことが始まりとされ、国宝・平等院のモデルとなった平安時代を代表する巨大寺院。昨年12月、法成寺跡地の工事現場か
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3年ぶりに来迎橋渡る 練供養会式 奈良・當麻寺
4月14日、浄土宗と高野山真言宗で護持する奈良県葛城市の當麻寺が、「聖衆来迎練供養会式」を営み、3年ぶりに架けられた「来迎橋」を菩薩が練り歩いた。この行事は寛弘2年(1005)から続くもので、同寺本尊の「當麻曼陀羅」を一夜で織り上げた中将姫が、生きたまま極楽浄土へ迎えられた様子を再現したもの。極楽浄土を表す同寺本堂・曼陀羅堂と、現世に見立てた娑婆堂の間に12
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ARで金剛力士像を表現 「善光寺さんと高村光雲―未来へつなぐ東京藝術大学の調査研究から―」 長野県立美術館
長野県立美術館(長野市)で、4月2日から善光寺御開帳を記念した企画展「善光寺さんと高村光雲 未来へつなぐ東京藝術大学の調査研究から」が開催、話題を集めている。同展は、長年善光寺の仏像調査と修復に携わってきた東京藝術大学の取り組みと、同大の前身である東京美術学校で教鞭をとった彫刻家・高村光雲(1852-1934)の関わりを紹介するもの。大正時代、高村氏らが制作
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【お知らせ】 亡き人に想いを寄せる 自死者追悼法要
都内の若手僧侶らが参画する浄土宗東京教区教宣師会(石井綾月(りょうげつ)会長)は6月10日17時半より、自死で大切な方を亡くした遺族のため、自死者追悼法要「俱会一処~ともに生き、ともに祈る~」を大本山増上寺(東京都港区)安国殿で営む。これは、遺族が静かに亡き人に想いを寄せる「時」を過ごしてほしいと、「時の記念日」にあたる6月10日に毎年営んでいるもので、今回 -
【お知らせ】 和洋の音色響かせ 浄芸協演奏会開催
浄土宗芸術家協会(光成輝道(みつなりきどう)理事長)は6月6日、ホテルグランヴィア京都(京都市下京区)において、舞台芸術部門発表会を開催する。浄土宗僧侶やその関係者、檀信徒らで組織する同協会の音楽部門会員らが中心となり、琴や津軽三味線といった伝統的和楽器の演奏から、チェロやピアノ、オペラなど多岐にわたる演目を発表する。開演15時30分(開場15時)。入場料無 -
【浄土宗の読む法話】「ありがたい」と「あたりまえ」
あなたは「ありがとう」の反対語を知ってますか? 先日、こんな書き込み記事がありました。う~ん…と思いながら続きを見ると、『ありがとうの反対語など今まで考えたこともなかった。教えてもらった答えは…「あたりまえ」。「ありがとう」は漢字で書くと「有難う」「有難(ありがた)し」という意味だ。あることがむずかしい、まれである。めったにない事にめぐりあう。すなわち、奇跡