連載・特集一覧
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心ゆくまで味わう 法然さまの『選択集』 第3回
浄土宗で〝第一の聖典〟と位置づけられる書物『選択本願念仏集』(『選択集』)。「極楽往生を遂げるためには、何より〝南無阿弥陀仏〟とお念仏をとなえること」とする浄土宗の教えを、宗祖法然上人(1133ー1212)が微に入り細に入り説き示された「念仏指南の書」ともいえるものです。大正大学教授・林田康順先生に解説していただきます。 前回は、『選択集』の概要についてお伝 -
【浄土宗の読む法話】「運動会」
暑い夏が終われば秋、隣の小学校でも10月に運動会が開催されました。 練習の毎日、朝1限目から練習に明け暮れています。真隣りなので「やかましい」と思うけれども、まぁ運動会までの辛抱・・・。「ダンス」や「集団行動」などはどうなる事やらと他人事でも心配であるがどうにか仕上がった様子。前日は練習もなく入退場門・テント・ライン引き等々準備、さぁ明日は楽しい運動会です。 -
【お坊さんエッセイ】わたしという物語
地元の野菜や加工品が集まる販売所、いわゆる「産直」が好きです。家の近くはもちろん、遠出しても産直市場があると必ず寄ってお買い物をしてしまいます。その土地の旬の野菜や果物を見るだけでも楽しいですし、いろいろ買って家でどんなレシピで食べようかなと考えるのも大好きです。 私にとって産直のもうひとつの楽しみは、生産者のお名前と写真などが載ったポスターです。お名前や表 -
連載 仏教と動物 第15回 鴛鴦にまつわるお話
お釈迦さまの前世における物語『ジャータカ』をはじめ多くの仏教典籍(仏典)には、牛や象などの動物から、鳥や昆虫、さらには空想上のものまで、さまざまな生き物のエピソードが記されています。この連載では『仏教と動物』と題して仏教における動物観や動物に託された教えについて紹介いたします。第15回目は、仲睦まじいイメージの動物「鴛鴦」を取りあげます。 夫婦和合の象徴 鴛 -
心ゆくまで味わう 法然さまの『選択集』 第2回
浄土宗で〝第一の聖典〟と位置づけられる書物『選択本願念仏集』(『選択集』)。「極楽往生を遂げるためには、何より〝南無阿弥陀仏〟とお念仏をとなえること」とする浄土宗の教えを、宗祖法然上人(1133ー1212)が微に入り細に入り説き示された「念仏指南の書」ともいえるものです。大正大学教授・林田康順先生に解説していただきます。 第1章道綽禅師聖道浄土の二門を立てて -
日々のおつとめ―浄土宗日常勤行式 第16回 「送仏偈」
仏さまをお見送り「送仏偈」 請仏随縁還本国 (しょうぶつずいえんげんぽんごく)普散香華心送仏 (ふさんこうけしんそうぶつ)願仏慈心遙護念 (がんぶつじしんようごねん)同生相勧尽須来 (どうしょうそうかんじんしゅらい)十念 意訳ご縁に随ってお浄土にお帰りください。香を薫じ、花を散らして、心からお送りいたします。願わくは、すでにお浄土にお生まれになった諸先達とも