ニュース一覧
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3年後の完成目指し全国を勧進 「いのり大佛」建立事業始動
東日本大震災から12年となった3月11日、宮城県石巻市門脇町の西光寺(樋口伸生(しんしょう)住職)で、東日本大震災の遺族をはじめとしたすべての人々の悲嘆や苦悩を受け止める大仏の建立を目指す「いのり大佛プロジェクト」が始動した。プロジェクト代表を務める樋口住職、西光寺震災遺族会「蓮の会」の鈴木由美子氏、大仏建立の寄進を募る「勧進僧」代表の吉水岳彦師(東京都台東 -
それぞれの想いを文字に込め 第42回青少年奉納書道展
浄土宗児童教化連盟(齊藤一光(いっこう)理事長)が、第42回全国青少年奉納書道展を開催した。同連盟は、宗祖・法然上人のみ教えに基づき、いのちの大切さを伝え、次代を担う素直な子どもの育成を目指して活動をしており、その一環として同展を開催している。園児から高校生までの作品を対象としており、今回は全国70団体から951点が奉納され、大本山善導寺(3月27日~29日 -
平和と安寧を願う家康像 28年ぶりに特別公開 富山 大楽寺
富山県射水市にある大楽寺(田村晴彦住職)が、同寺に伝わる家康像を1月より特別公開している。同像は文化14年(1817)、当時鎖国していた日本に対して、北前船の寄港地であった放生津(現在の射水市放生津町)に、外国船がたびたび来航したことから、国の平和と安寧を願うとともに、同地区を治める加賀藩の外国との接触を牽制するため、越中国の中心的な寺院であった同寺に安置さ -
“教え”は“真理”の乗物にすぎない! 『なぜ仏教は多様化するのか』発刊
約2500年前、最初はブッダの教えとして誕生した仏教も、時代性と地域性とに適応すべく、時間をかけて多様化の道を辿った。他宗教と比べれば、その聖典の量にも大きな開きがあるように、何から何まで規格外の仏教だが、本書ではその仏教の多様化を問題にする。京都文教大学教授で浄土宗僧侶、本紙新連載「法然上人の生き方に学ぶ」の筆者・平岡聡師が、ダーウィンの「進化論」を援用し -
オンラインでも参加可能! 第18回24時間不断念仏会
東京都港区観智院住職・土屋正道師が代表を務める「24時間不断念仏会(ふだんねんぶつえ)」が、5月27日午後1時から翌28日午後1時まで、大本山増上寺慈雲閣(東京都港区)で開催される。これは、昼夜を問わず「南無阿弥陀仏」ととなえる念仏会。参加費500円/1日(27日午後0時30分~午後5時、28日午前9時~午後1時30分)。「Zoom」での参加も可能(参加費無 -
施餓鬼会
「施餓鬼会(せがきえ)」は「おせがき」とも呼ばれ、特に5月から8月のお盆前後にかけて、多くの浄土宗寺院で営まれます。亡くなった大切な方々をご供養する法要と考える方も多いとは思いますが、本来は食べ物や飲み物がのどを通らないために飢えや渇きに苦しむ存在「餓鬼(がき)」に施しをすることを目的にします。その由来はお経の中に次のように説かれます。——あるときお釈迦(し