ニュース一覧
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米副大統領 大本山増上寺訪問 日米の友情を祈念する絵馬奉納
安倍晋三元首相の国葬参列のため来日したカマラ・ハリス米副大統領が9月27日午後、大本山増上寺(東京都港区・小澤憲珠台下)を訪れた。かねてハリス氏が、米国と縁のある同寺を訪問したいとの想いがあり実現したもので、同寺の小林正道執事長から説明を受けながら、三解脱門(国重文)や、グラント松、大殿(本堂)など境内を見て回った。中でも、明治12年(1879)に第18代グ -
第46回正力松太郎賞表彰式 「雲龍寺集いの会」奨励賞を授与 栃木・雲龍寺
10月4日、東京グランドホテル(東京都港区)で「第46回正力松太郎賞表彰式」(全国青少年教化協議会主催)が行われ、「雲龍寺集いの会」(代表=栃木県鹿沼市雲龍寺今井俊宏住職)に奨励賞が授与された。同賞は、仏教精神に基づき青少幼年の育成や教化に尽力した団体・個人に贈られるもので、同会の世代を超えた地域住民の繋がりの場になる活動が評価され、今年3月に受賞が決定した -
浄土宗ウクライナ支援緊急募金 国連UNHCR協会へ寄託
ロシアの侵攻によりいまだ混迷続くウクライナの人々への支援を目的に、浄土宗は、法然上人のみ教えをもとに世界平和への貢献活動を進める浄土宗平和協会(廣瀬卓爾理事長)を窓口として、総本山、大本山、関係諸団体とともに募金活動を行ない、全国の寺院より寄せられた1426万7351円を、世界の難民支援の日本窓口である国連UNHCR協会へ寄託した。10月13日、浄土宗東京宗 -
京都守護職就任160年記念行事 時代と宗派超え 忠義を讃える
会津藩主・松平容保(1835―1839)が文久2年(1862)に、幕末の京都の治安維持に当たった京都守護職に就任してから、160年を迎えたことを記念した行事が、9月24日、京都市左京区の大本山金戒光明寺(藤本淨彦台下)で開催された。これは、京都守護職と新選組にゆかりのある金戒光明寺、壬生寺(律宗)、聖護院門跡(本山修験宗)が、その活躍を顕彰するため結成した「 -
後世に伝え遺すため 400年ぶりに善光寺如来絵伝を修繕 甲斐善光寺
山梨県甲府市の甲斐善光寺(藤井明雄住職)が所蔵する市指定文化財「絹本着色善光寺如来絵伝」の修繕が進められ、全国的にも貴重な文化財の修復に地域では話題を集めている。同絵伝は、15世紀後半作で、同時期に制作された『善光寺絵伝』は全国でも8本しか現存しておらず、大変貴重なものとされる。縦約145センチ、横約80センチの掛軸で構成され、第一幅には善光寺如来出現から百 -
千年の善行にも勝る お十夜
秋も深まりをみせ、肌寒さを感じることも多くなってきたこの頃、全国各地の浄土宗寺院では、「十夜会(十夜法要)」が営まれます。「十夜」とは「十日十夜」を略したもので、元来は、十日十夜の間、昼夜を問わずお念仏をとなえる法要。現在では、10月から11月にかけて、数日間から1日と日数を短くして勤める寺院が多いようです。この法会は平貞国が、京都・真如堂で営んだのが始まり