ニュース一覧
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布施の修行 お施餓鬼
7月、8月は全国的に「お盆」が勤められます。この時期にお盆とならび、多くの宗派で行われている法要に「お施餓鬼(施餓鬼会)」があります。仏教には、「あらゆる存在は行いによって6種の世界に生まれ変わりを繰り返す(輪廻)」という考えがあります。餓鬼の世界はその一つ。そこに生まれたものは、飲食をしようとするたび、それらが炎と化してのどに通らず、常に飢えと渇きに苦しむ -
命の大切さ 学ぶ場に ひまわりで交通安全啓発 くろ谷金戒光明寺
京都府警察が発案した、交通事故の悲惨さと命の大切さを訴える「ひまわりの絆プロジェクト」に賛同した大本山・くろ谷金戒光明寺(京都市左京区)が5月26日、同寺の高麗門入口にひまわりの苗を植栽、交通事故根絶を願った。同プロジェクトは、平成23年11月に京都府内で発生した交通事故で亡くなった男児(当時4歳)が、生前育てていたひまわりの種を引き継ぎ、開花させることで、 -
大正大学学生 波木銅さん 第28回松本清張賞受賞
浄土宗の宗立学校である大正大学(東京都豊島区)表現学部表現文化学科4年生・波木銅さん(本名:鈴木涼)が執筆した『万事快調(オール・グリーンズ)』が、第28回松本清張賞を受賞した。応募作品748編の中から、同賞選考委員(京極夏彦、辻村深月、中島京子、東山彰良、森絵都の各氏)による討議の結果、本作の受賞が決定した。受賞した波木さんは「大学で学んだ映像制作の授業や -
想いを寄せる〝時”をともに 自死者追悼法要 東京教区教宣師会
自死により大切な方を亡くした遺族などのために、若手僧侶らで組織する浄土宗東京教区教宣師会(山崎聡志会長)が6月10日、自死者追悼法要「俱会一処~ともに生き、ともに祈る~」を大本山増上寺(東京都港区)安国殿で営んだ。遺族が阿弥陀さまに手を合わせ、静かに亡き人に想いを寄せる「時」を過ごしてほしいと、「時の記念日」にあたる6月10日に同会が毎年行っているもので、今 -
玉眼入り生き生きと 最古の源頼朝像修復完了 山梨・善光寺
山梨県甲府市の善光寺(藤井明雄住職)が所蔵する県指定文化財「木造源頼朝坐像」の修復が完了、同寺宝物館で展示を始めた。この木像は鎌倉時代の造像で、最古の頼朝像として知られる。近年では実像に最も近いといわれ、歴史教科書にも掲載されている。元々は信州善光寺に安置されていたが、武田信玄によって、永禄元年(1558)に甲斐善光寺に移され、今日まで安置されてきた。今回の -
重文で懐石料理 回廊カフェ 福井・西福寺
福井県敦賀市の西福寺では、境内の国重文「四修廊下」で食事を楽しむ「回廊カフェ」を4月16、17日に開催。国の名勝に指定される1400坪の書院をながめながら、食事を楽しめると盛況だ。これは、同寺の国重文「御影堂」の修繕に役立てるとともに西福寺の良さを発信することが目的で、地元有志が企画し、今回で2回目となる。両日あわせて40名ほどが参加し、スダジイの実やサワラ