最新記事一覧
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時代のなかの念仏を知る 『浄土』無料公開が話題
法然上人鑽仰会(佐藤良純会長)による機関誌月刊『浄土』のウェブ上での無料公開が話題を集めている。同会は法然上人の思想と信仰を現代に生かそうと昭和10年に設立し、同年5月には『浄土』を創刊、今日まで発行を続けている。無料公開は、戦前から続く同誌が、時代のなかの念仏信仰を伝える貴重な資料となるため、多くの人に知ってほしいとの思いで平成30年からはじめた。閲覧は法 -
食料品を生活困窮者へ 「弘願院ともいきフードドライブ」 石川・弘願院
石川県金沢市にある弘願院(森岡達圭住職)では、寺院を拠点にSDGs(持続可能な開発目標)に取り組み、人々に食品ロスへの関心を高めてほしいとの思いから、昨年より食料品の寄付を募り、各方面への配布を行っている。浄土宗では、「共生」を「ともいき」と読むことにちなんで、森岡住職はこの活動を「弘願院ともいきフードドライブ」と名付けた。これまで檀信徒を中心に、近隣住民か -
総大本山〝御忌〟円成 コロナ対策行い 厳修
浄土宗宗祖・法然上人の遺徳を偲んで勤められる御忌。4月の陽光のなか、総本山知恩院はじめ、増上寺、金戒光明寺、百万遍知恩寺、清浄華院、善光寺大本願の各大本山では、1日から数日の日程で法要を営み、無事円成した。 御忌は本来、天皇や皇后、高僧の忌日法要に用いられる言葉だったが、大永4年(1524)、後柏原天皇が知恩院へ送った詔書をきっかけに、しだいに法然上人の忌日 -
笑顔と技で地元客に親しまれる寿司の名店 ふじ寿司
山梨県山梨市・称名院檀信徒 山梨県といえば、海なし県であるにもかかわらず、人口当たりの寿司店の数は日本一。マグロの消費量も2位の記録を持つ。何でもその昔、駿河湾で採れたマグロやアワビなどをしょうゆに漬けて馬に載せ、鎌倉往還や中道往還などをたどって運んだとか。翌朝、山梨にたどり着いた頃には、程よく漬かって旨さ倍増。その味の良さが、今日の寿司店の多さに繋がってい -
功績を讃え進叙の111名に辞令 4月6日増上寺・24日知恩院で
浄土宗教師(僧侶)の功績に応じて与えられる階級「僧階」のうち、正僧正、僧正に任ぜられた教師などを浄土宗が表彰し、辞令を渡す叙任式が大本山増上寺(東京)で4月6日、総本山知恩院(京都)で4月24日、それぞれの御忌期間中に執り行われた。令和2年度は正僧正に40名、僧正に70名が叙任され、学問の功績を讃えて与えられる学階のうち、已講に1名が授与された。増上寺ならび -
思い込めた作品 多数展示 第40回青少年奉納書道展
浄土宗宗祖・法然上人のみ教えを通じて子どもたちへの宗教情操活動を展開する浄土宗児童教化連盟(三宅明信理事長)が、第40回全国青少年奉納書道展を開催。入賞作品が大本山善導寺(3月27日~29日)、大本山増上寺(4月5日~7日)、総本山知恩院(4月18日~25日)を会場に、それぞれ展示された。この書道展は園児から高校生までの作品を対象にしたもの。今回は新型コロナ