最新記事一覧
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精霊棚の祀り方
7月から8月にかけ、全国的に行われるお盆。その時期には、ご先祖さまをお浄土からお迎えするため、精霊棚を設えます。まずお仏壇の前に脚の低い机を用意し、真菰でできたゴザ(または白布)を敷きます。机の四方(または奥2カ所)に竹を立てて縄を張り結界とします。提灯に見立てたホオズキなどを吊るします。中央奥には位牌をお祀りし、手前に御霊前とお供物、さらに中央手前に香炉、 -
「お盆」リーフレット配信中
浄土宗では「はなまつり」に続き、「お盆」を解説したリーフレットを制作、Webで配信しています。このリーフレットは、子どもたちに「お盆」の意味を知ってもらい、親しんでもらうため、各ご家庭での利用のほか、寺院や保育園、幼稚園などでの使用を目的に作成したものです。フルカラーで「お盆」の意味・迎え方などを解説したものと、お盆をモチーフとしたぬりえの2種類があり、1枚 -
八丁味噌に惚れ込んだ 料理自慢のお宿でランチを 料理旅館 呑龍
愛知県豊川市・大恩寺檀信徒 景勝地として、あるいは海の幸の宝庫としても知られる三河湾。湾を眼下に見下ろす御津山の中腹、大恩寺のすぐ上に佇むのが、今回紹介する料理旅館呑龍。金目鯛や伊勢エビ、アワビといった高級食材はもとより、三河ならではの食材・八丁味噌をふんだんに使用したご当地料理自慢のお宿(1泊2食付き1万8800円〜)だ。もともと日本一の名旅館とも称えられ -
世界で「南無阿弥陀仏」 世界同時念仏会
フランスにある浄土宗ヨーロッパ仏教センター(高僧光隆主事)が、7月17日午後11時(日本時間)から、「第4回C.N.I(C.N.I=Chanting Namu-amida-butsu Internationally)世界同時念仏会」を開催する。例年、東京と京都で開催している「24時間不断念仏会」に中継で参加している世界各地が主催となり行っているもの。昨年11 -
気軽に行ける寺院を目指して 大変なときこそ門戸を開く
自粛生活を余儀なくされた新型コロナウイルス感染症のまん延からすでに1年以上。外出をすることもどこかはばかられる今こそ門戸を開くべきと、工夫を凝らし活動する寺院を取材した。 寺ピアノで心ゆたかに 滋賀・西方寺 滋賀県草津市の西方寺(牧達玄住職)では、境内にピアノが置かれ、訪れた参拝者が自由に音色を奏でている。住宅の多い地域にたつ同寺は、以前から数珠づくり体験や -
布施の修行 お施餓鬼
7月、8月は全国的に「お盆」が勤められます。この時期にお盆とならび、多くの宗派で行われている法要に「お施餓鬼(施餓鬼会)」があります。仏教には、「あらゆる存在は行いによって6種の世界に生まれ変わりを繰り返す(輪廻)」という考えがあります。餓鬼の世界はその一つ。そこに生まれたものは、飲食をしようとするたび、それらが炎と化してのどに通らず、常に飢えと渇きに苦しむ