最新記事一覧
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『浄土宗新聞』6月号の広告についてのお詫び
『浄土宗新聞』6月号11面「鎮西高等学校」の広告が誤ったものとなっておりました。正しくは下記となります。関係者の皆様にはご迷惑をおかけいたしましたことお詫び申しあげます。 -
心ゆくまで味わう 法然さまの『選択集』 第8回
浄土宗で〝第一の聖典〟と位置づけられる書物『選択本願念仏集』(『選択集』)。「極楽往生を遂げるためには、何より〝南無阿弥陀仏〟とお念仏をとなえること」とする浄土宗の教えを、宗祖法然上人(1133ー1212)が微に入り細に入り説き示された「念仏指南の書」ともいえるものです。大正大学教授・林田康順先生に解説していただきます。 第2章善導和尚正雑二行を立てて、しか -
【お坊さんエッセイ】モノクロームの睡蓮
ゴールデンウィークが開けるとお寺の池に睡蓮が開花しました。 水面に日の光を透かすようなピンクの花弁を慎ましく広げ、その中心部はイエローが鮮やかです。開花前夜は雷鳴が轟き、強い雨が降りましたが、それに驚いて花が開いたのかもしれません。 朝、日課となっている境内の見回りの中でその一輪を発見し、池にプカリと浮かぶ可憐な姿を逃すまいと、スマートフォンを取り出して、写 -
庄内・酒田港近くで海の幸を満喫 味工房 八 月
山形県酒田市・林昌寺檀信徒 かつて北前船の寄港地として栄え、「西の堺、東の酒田」とまで讃えられた酒田港。海の幸豊かな庄内浜北部に位置する漁港である。そこで水揚げされた新鮮な魚介を創作料理で味わえるのが、港にほど近い瀟洒な住宅街に佇む海鮮料理店である味工房八月だ。 外観は料亭かとも思える清楚な雰囲気だが、店内は思いのほか古風。天井に太い梁が張り巡らされた、 -
四年ぶりの盛事 善導寺 開山忌
3月27日から30日の4日間、福岡県久留米市の大本山善導寺(阿川文正法主)が、同寺開山で浄土宗第二祖・聖光上人(1162‐1238)のご遺徳を讃える開山忌(かいさんき)大法要を営んだ。聖光上人は現在の福岡県で生まれ、比叡山で天台教学を学んだが、法然上人に出会ってその教えに深く感銘を受け、生まれ故郷である九州から法然上人の居る京都へたびたび出向いて弟子となり、 -
法然上人の遺徳を讃え 総本山、大本山で御忌大会
暖かな日差しが降り注ぐ4月。総本山知恩院をはじめ、大本山の増上寺・金戒光明寺・百萬遍知恩寺・清浄華院・善光寺大本願で法然上人の忌日法要である「御忌」が盛大に営まれた。 「御忌」は本来、天皇や皇后、高僧などの忌日法要に用いる言葉だが、大永4 年(1524)、後柏原天皇が知恩院へ送った詔書をきっかけに、しだいに法然上人の忌日法要として定着。もとは、その忌日である