最新記事一覧
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絵本を通じて平和への思い伝えたい 絵本再版に向け支援募る
「原爆被害者相談員の会」の黒岩晴子氏(元佛教大学社会福祉学部教員)や関係者が、平和を考える機会にと平成20年に発刊した『ようすけ君の夢~被爆者と学生たちがつくった絵本』の再版に向け、クラウドファンディングで支援を募っている。 この絵本は、長崎で被爆した眞柳タケ子氏の体験をもとに、浄土宗宗立大学である佛教大学社会福祉学部学生たちが製作したもの。 期限は10月 -
浄土宗 第130次定期宗議会 令和4年度決算など9議案が可決
9月5日から8日まで、京都市東山区の浄土宗宗務庁(川中光敎宗務総長)で、第130次定期宗議会(村上眞孝議長)が招集された。 4日間の会期の中では、まず各教区選出の70名の浄土宗宗議会議員を代表した9名の議員による通告質問が行われ、その後、上程された令和4年度一般会計及び特別会計の決算並びに補正予算関係議案、また諸規程改正など九つの議案を審査するための特別委 -
連載 仏教と動物 第20回 蛇にまつわるお話
お釈迦さまの前世における物語『ジャータカ』をはじめ多くの仏教典籍(仏典)には、牛や象などの動物から、鳥や昆虫、さらには空想上のものまで、さまざまな生き物のエピソードが記されています。この連載では『仏教と動物』と題して仏教における動物観や動物に託された教えについて紹介いたします。第20回目は、多くの人々に恐れられる動物「蛇」を取りあげます。 蛇の脱皮のたとえ -
蚕糸業で栄えた藤岡市「絹宿」の鰻で歴史に思いを馳せる 柏屋四郎右衛門
群馬県藤岡市・一行寺檀信徒 JR高崎駅から八高線で15分、JR群馬藤岡駅に降り立った。この土地は古来、養蚕が盛んで、江戸時代には全国の呉服商が集まり、大きな絹市が開かれた地域。世界遺産・富岡製糸場や、高山社が建てられ、日本の近代経済史に大きな足跡を残した。 JR高崎駅から八高線で15分、JR群馬藤岡駅に降り立った。この土地は古来、養蚕が盛んで、江戸時代に -
令和5年10月
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心ゆくまで味わう 法然さまの『選択集』 第12回
浄土宗で〝第一の聖典〟と位置づけられる書物『選択本願念仏集』(『選択集』)。「極楽往生を遂げるためには、何より〝南無阿弥陀仏〟とお念仏をとなえること」とする浄土宗の教えを、宗祖法然上人(1133ー1212)が微に入り細に入り説き示された「念仏指南の書」ともいえるものです。大正大学教授・林田康順先生に解説していただきます。 第2章善導和尚正雑二行を立てて、しか