最新記事一覧
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その日獲れたばかりの 新鮮な魚介類が味わえる老舗の料亭 島料理 末廣
島根県隠岐の島町・善立寺檀信徒 島根半島の北方、約50㎞の日本海に浮かぶ隠岐の島、その玄関口にあたる西郷港すぐ側にあるのが、島料理末廣。末廣の名で当地において営業を続けること約100年という、島きっての老舗料亭として賑わい続けてきた名店である。店内は人数に合わせて区分けされた個室が中心という落ち着いた風情。家族や気心の知れた仲間だけでなく、接待などでの利用が -
【心のケア】悩めるあなたに“ブッダ流”の生き方
苦しみの原因は〝欲望〟と〝現実〟のズレにあり 苦しみが生まれる理由 生まれた人間は、いつかは老い、病気になり、そして最後には死を迎えます。この老・病・死は、地域や時代、また性別に関係なく、誰にも訪れる現象です。さとりを開いたといわれるブッダといえども、例外ではありませんでした。どうして「老・病・死」を苦と感じるのかといえば、人間は「若さ・健康・生命」に執着す -
【お坊さんエッセイ】シャボン玉を吹くおだやかさで
まぶしいほどの緑の樹々が生い茂る公園でシャボン玉が吹かれています。青空に打ち上げられた七色に輝く小さな球体は、風に乗ってどんどん運ばれていきます。あっ、私の胸元あたりまでやってきます。次の瞬間、目前でパチン!気づいたら頬が少しほころんでいました。息子が生まれてから、公園でこんな場面に遭遇することが多くなりました。シャボン玉は明らかに人工物であるにも関わらず、 -
徳本行者の石碑にQR付き解説看板 念仏布教の史実を現代に 浄土宗丹波組ダーナの会
兵庫県丹波地域の浄土宗寺院の檀信徒で作る「浄土宗丹波組ダーナの会」(小島喜代輝会長)が、江戸時代後期の高僧・徳本上人(1758‐1818)が丹波地域を訪れたことを伝える兵庫県丹波市青垣町小倉の石碑に解説看板を設置し、上人と丹波地域との関わりを紹介している。徳本上人は、現在の和歌山県日高市に生まれ、昼夜を問わず念仏をとなえて日本全国を行脚したことから、徳本行者 -
被災地を知る機会に 若手僧侶らが追悼法要
福島県内の若手僧侶で組織する福島教区浄土宗青年会(霜村真康会長・いわき市菩提院副住職)が2月21日、富岡町の浄林寺(早川光明住職)で、東日本大震災10周年追悼法要を行った。当初、10年の節目である昨年3月実施予定であったが、コロナ禍で延期していた。浄林寺は浄土宗寺院で福島第一原発に最も近く、周辺には震災の影響が残る。霜村会長は「震災を経験していない若い僧侶が -
七年に一度の盛儀 善光寺 御開帳
「牛に引かれて善光寺参り」で知られる信州善光寺(長野県)。浄土宗大本山善光寺大本願と天台宗大本山善光寺大勧進の二宗派の大本山によって護られています。その御本尊「一光三尊阿弥陀如来」の御身代わり「前立本尊」の御開帳が、4月3日(日)から6月29日(水)まで、さまざまな盛儀が営まれます。『善光寺縁起』によれば、一光三尊阿弥陀如来は、インドから朝鮮半島へ渡り、欽明