最新記事一覧
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連載 仏教と動物 第11回 鼠にまつわるお話
お釈迦さまの前世における物語『ジャータカ』をはじめ多くの仏教典籍(仏典)には、牛や象などの動物から、鳥や昆虫、さらには空想上のものまで、さまざまな生き物のエピソードが記されています。この連載では『仏教と動物』と題して仏教における動物観や動物に託された教えについて紹介いたします。第11回目は、世界中に生息する動物「鼠」を取りあげます。 かじる動物 インドの男性
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浄土宗南米開教区 本堂建立事業を始動 ブラジル・クリチバ日伯寺
法然上人のみ教えを、海外の地で広めることを目指す浄土宗の海外開教事業。このなかで、南米・ブラジルで開教活動を行う浄土宗南米開教区が、令和5年に開教70周年を迎えることを記念し、同国パラナ州クリチバ市にあるクリチバ日伯寺の本堂を建立する。 浄土宗は、海外での開教を明治31年(1898)に制度化、現在世界4カ国(アメリカ、ブラジル、オーストラリア、フランス)に拠
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善光寺前立本尊御開帳 中日庭儀大法要 厳修 4/23 信州善光寺 5/3 甲斐善光寺
7年に一度の信州善光寺と甲斐善光寺の御開帳が営まれている。期間中は、ふだんは見ることの出来ない珍しい法要や儀式なども行われ、「この盛儀にぜひ如来さまと結縁を」と、毎日参拝客が列を連ねている。 長野市の信州善光寺では、4月23日、善光寺大本願・鷹司誓玉(たかつかさせいぎょく)台下を大導師、鷹司誓榮(せいえい)副住職を副導師に、山内寺院や長野教区の僧侶らの参列の
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地域に開かれた寺院目指して お寺を子どもの居場所に 奈良・寳樹寺 三重・西光寺
寺を地域に開くためにまず子どもたちに親しんでもらおう――。そんな意気込みでコロナ禍でも工夫して取り組みを続ける寺院がある。「子ども文庫」を開く奈良県香芝市の寳樹寺と、「さいさい」の三重県玉城町、西光寺だ。(ジャーナリスト 北村敏泰) 五位堂子ども文庫 奈良教区寳樹寺 寳樹寺の中村勝胤(しょういん)住職が子ども文庫を始めて30年近く。毎週水曜の夕方になると、山
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児童教化の進展・推進に貢献 第46回宗門功労者に 古宇田亮順師
浄土宗や社会の発展に著しく貢献した僧侶に浄土宗が贈る宗門功労者に、東京都墨田区・西光寺前住職の古宇田亮順(こうだりょうじゅん)師が選ばれた。古宇田師は、財団法人浄土宗報恩明照会評議員、浄土宗児童教化連盟副理事長、パネルシアター委員会委員など数々の要職を歴任し、浄土宗の発展に貢献。また、毛羽立った布を貼った舞台に、絵などが描かれた不織布を貼ったり外したりして、
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寺院を地域の集いの場に 「雲龍寺集いの会」が奨励賞 受賞 第46回正力松太郎賞
毎年、仏教精神に基づいて青少幼年の育成や教化に尽力した団体・個人に贈られる「正力松太郎賞」(全国青少年教化協議会主催)の奨励賞に、「雲龍寺集いの会」(代表=今井俊宏師・栃木県鹿沼市雲龍寺住職)が選ばれた。同会は平成5年から、一泊二日の「夏休み子供信行道場」を実施。毎年30名以上が集い、寺院での体験や遊びを通じて仏教情操を育んでいる。また、入園前の親子が集う「